この記事では、「似た様」と「同じ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「似た様」とは?
「似た様」は、外見上同じに見えるが一応異なっている様を表す言葉です。
完全に似ているというのは、似ている物が物体であると仮定した場合、姿や形に重さ機能などのいずれかが同じだという意味になります。
すべてが該当している場合、まったくの同じものであるとするため、「似た様」という言葉は不適切です。
「似た様」の使い方
「似た様」は容姿が似ていることに用いる言葉で姿かたちが同じであれば、「似た様」という使い方ができます。
ですが、比較対象が全く同じものである場合、「似た様」は不適切で「似ている」という言葉に当てはまりません。
「同じ」とは?
「同じ」は、姿や形に声、重さなどすべての要素が一致している場合「同じ」です。
「同じ」はすべての要素が一致した場合同じであると言え、例えば、2種類の水筒があった場合、重さや外見デザインなどすべての要素が似ていた場合、「同じ」となります。
ですが、デザインが同じでも色が異なる場合、「同じ」となるかどうかは微妙で色も外見の一つととらえた場合、厳密には「同じ」とは言い表せないです。
「同じ」の使い方
「同じ」は外見を見て判断する場合と、しっかりと対象者を調べ上げてから「同じ」とする場合があります。
外見だけの場合は、「粗悪コピー品」や「似ている」という言葉を使いますが、対象者が全く重さの他外見色の他デザインなどすべての要素が似ている場合、「同じ」や「類似品」、「スーパーコピー」という言葉を用います。
ただ、「同じ」は一か所に断定して「同じ」であるとすることができ、「顔が同じ」であれば顔が同一であるという意味です。
「似た様」と「同じ」の違い
「似た様」は外見上似ている様子であるため、厳密には対象となる人物は異なることを意味します。
比較対象者が全く同じものである場合「同じ」となりますので違いについては、比較対象が全く同一のものであるかどうかです。
「似た様」の例文
・『なぜ、似た様な人を好きになるのか?』
この例文は、外見上同じような人物を好きになってしまうのはなぜであるかという問いかけです。
この時、「似た様」ではなく、「同じ」という言葉を用いると、意味合いは変わり、「同じ」とした場合、1人の人を複数人が好きになったとなります。
・『似た様な答えばっかりだ』
この例文は、対象者が求めた答えの問いがおおよそ似ているような答えばかりであるという意味です。
「似た様」は全く同じであるという意味ではないため、ある程度似ている程度の答えであることがうかがい知れます。
「同じ」の例文
・『同じ答えを繰り返すな』
これは一言一句、同じ文言で答えてはいけないという会社になります。
「同じ」は全く2つが似ている様であるため、この場合繰り返すなと言われている対象者は全く同じ文言で答えを答弁したと予測できます。
・『同じ顔の人物がいる』
この例文は、顔という部分だけに着目して全く似た人物がいるという意味です。
「同じ」は何が同じであるかを指定することにより、本来、形の他重さに声など様々が似ていなければならないのをその部分だけに手入れ良しとする解釈ができます。
この例がまさにその例で、顔という部分だけに着目してすべてが似ているとしているのです。
まとめ
「似た様」は、対象物が似てはいるが厳密には若干異なる場合に用いる言葉で、「同じ」は対象が全く似ている様子であることになります。
しかし、「同じ」は一部分だけ似ているとすることが可能で「顔が同じ」、「形が同じ」などそれのみが似ているとすることができるのです。