この記事では、「佐渡島」と「佐渡ヶ島」の違いを分かりやすく説明していきます。
「佐渡島」とは?
「佐渡島(さどしま・さどがしま)」とは、「新潟県西部に位置していて新潟県佐渡市に属する島」のことです。
「佐渡島」は面積が854. 76km2で、北方領土を除く日本の島では「沖縄本島」に次いで大きな島になります。
「古事記」にも「佐渡島」の記載があり、645年の「大化の改新」の後に律令国家の体制に組み込まれた「佐渡」が成立したと伝えられています。
「佐渡島(さどしま)」は、国土地理院や文部科学省が採用している公式の漢字表記・島名(地名)になります。
「佐渡ヶ島」とは?
「佐渡ヶ島(さどがしま)」とは、「新潟県西部の海上にあり新潟県佐渡市に属する島」のことです。
「佐渡ヶ島」は1601年に「佐渡金山」が発掘されたことで有名ですが、順徳天皇・日蓮・日野資朝などが配流されたり流刑にされたりしたように、古代から中世にかけては「島流し(流刑)の島」でもありました。
「佐渡ヶ島(さどがしま)」の漢字表記・読み方は、「佐渡島(さどしま)」以上に島民(地元の人)や一般の日本人に普及しています。
元々は「佐渡・佐渡国」という古代律令制に由来する令制国(りょうせいこく)の地名・国名があり、それに「島」をつけた島名なので、「佐渡ヶ島」も「佐渡島」もどちらかが間違いというわけではありません。
「佐渡島」と「佐渡ヶ島」の違い!
「佐渡島」と「佐渡ヶ島」の違いを、分かりやすく解説します。
「佐渡島」も「佐渡ヶ島」も「新潟県佐渡市の住所にされている新潟県西部の日本海上にある島」を意味していて、「佐渡島」も「佐渡ヶ島」もまったく同じ島のことです。
「佐渡島」の読み方は「さどしま」と「さどがしま」の二通りありますが、「佐渡島」と漢字で書いて「さどしま」と読むのが、国土地理院や文部科学省が採用している公式の島名・地名になっています。
ただし島民(地元の人)や一般の日本人には、「佐渡ヶ島」の漢字表記や「さどがしま」の呼び方も慣習的に普及しているため、島名について「佐渡ヶ島(さどがしま)」と書いたり呼んだりしても間違いではありません。
まとめ
「佐渡島」と「佐渡ヶ島」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「佐渡島」とは「新潟県西部に位置して新潟県佐渡市に属する島・その島について国土地理院が採用している公式の漢字表記」を意味していて、「佐渡ヶ島」は「新潟県西部の海上にある新潟県佐渡市に属する島・その島についての慣習的な漢字表記」を意味している違いがあります。
「佐渡島」と「佐渡ヶ島」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。