この記事では、「便所の落書き」【べんじょのらくがき】の意味や使い方を分かりやすく説明していきます。
「便所の落書き」とは?
「便所の落書き」とは、誰が書いたかはわからない卑劣な言葉や、下品な落書きを比喩するときの言葉です。
実際に公衆便所に書かれている卑猥な日本語や英語の他にも意味がよく分からない言葉まで真似して、SNSや電子掲示板で書くこともあれば、想像して書いたものなど読めば恥ずかしくなるような言葉を「便所の落書き」と言い表します。
その落書きの多くは目を覆いたくなるような言葉であり、人間の性器であったり、殺傷する言葉、電話番号などが書かれており、いたずら電話がかかるようにするものです。
「便所の落書き」の概要
公衆便所の壁には実際に使われている携帯番号が書かれていたり、○○は馬鹿、やり○んと書いてあるなど目を覆いたくなる言葉がペンで書かれていることがありますが、このような落書きが電子掲示板で実際に書かれていることを「便所の落書き」と言い表し、「けしからん」と思わせるわけです。
このようなレベルの低い言葉を、日本中の人が閲覧する電子掲示板に平気で書き込みしては人を馬鹿にしたり、嫌がらせする者が2ちゃんねるにはいて、その恥ずかしい行為に対して「便所の落書きのようだ」と見た人を感じさせます。
平気で卑猥な言葉や恥ずかしいことを書き込んでも、匿名で利用できる2ちゃんねるでは誰が書いたかさえもわからないため、特定にはいたらず、捕まりもしないところがまるで「便所の落書き」と似ていることからこのように呼ばれるようになったわけです。
この言葉を使い出したのは元アスキー代表の西和彦氏で、彼は2ちゃんねるが嫌いだったため、多くの書き込みを「便所の落書き」のようなことばかり書かれている掲示板だと罵り、ユーザーの怒りを買ったのでした。
「便所の落書き」の言葉の使い方や使われ方
2ちゃんねるの掲示板のスレを読んだとき、気分が悪い書き込みに対して「便所の落書きのようだ」と怒りをあらわにするときに使われています。
「ち○こ」や「はげ」などの言葉を平気で書き込みしてもまったく反省の色がない者に対して「便所の落書きのような奴だ」と言って嫌悪感を伝えるときに使えば相手に嫌っている気持ちを伝えられます。
とくに、男子便所に書かれてあるような汚らしい言葉や体の一部などを馬鹿にしたように書かれてあれば、それはかなり卑劣で卑猥な「便所の落書きだ」と言い表せます。
「便所の落書き」の例文(使用例)
・『掲示板に書かれている便所の落書きはどこかカオスを感じさせるが、いずれにしても汚らしい』
・『便所の落書きは卑劣な言葉だけではなく、いやらしい絵を描く人もいる』
・『まったくこんな便所の落書きで雄弁に演説されても困るな』
いくら顔が見えず、匿名で書き込めるといっても、便所の落書きは汚らしく感じ、掲示板の質を低いものにしてしまうので、卑猥な言葉は書かないでほしいと思う人は多いのです。
時折、雄弁に自慢する賢者様がいますが、そのような人が電子掲示板で雄弁に文章を書いたとしても「便所の落書き」で熱く語ってもらっても困るという気持ちを表します。
まとめ
読めば動揺してしまいそうな卑猥な言葉という意味がある「便所の落書き」は、電子掲示板に分かりやすく書き込むところが苛立つ人もいます。
わざと何度も書き込んで相手の様子をうかがい、楽しむ人もいますので、いちいち気にしないよう無視するのもいい対策方法となるでしょう。