この記事では、「信じる」と「疑わない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「信じる」とは?
「信じる」は事柄に対して疑問を持たずありのままを信用する様です。
その為、「信じる」は絶対的に相手に対して信頼を示す言葉になります。
「信じる」の使い方
「信じる」は相手を信頼する際に使用する言葉で、「信じる」とすることで相手を信用したとしますが、その逆は「疑わない」となり「信じない」とすることでも同様の意味となります。
「疑わない」とは?
「疑わない」は「疑う」という行為を行わないことを意味する場合と、相手を信用すらしないという2つの意味があります。
この場合、「あなたを疑わない」と記した場合、2つ目の意味ではあなたを信用することはないという解釈になるのです。
ただ、後者の疑わないはまず使用されることはありません。
「疑わない」の使い方
相手に対して都合が悪そうなことをあえて聞き出さず相手に対して疑問を持たない場合、この言葉を使用して、相手を信用するそぶりを見せるために使用します。
ここが注目点で、相手を信用するそぶりを見せるが故、実は相手のことを信用していないという解釈が可能であるため、「疑わない」は実は本当は相手に対して疑問を持つ「疑う」という行為を行っているのです。
「信じる」と「疑わない」の違い
「信じる」は相手の言い分やそぶりなどすべてを信用することを指しますが、「疑わない」は信用しているそぶりを見せるだけであると解釈することが可能で、実は同じ意味に見えますが解釈によっては「疑わない」は実は相手を信用せず、信用しているそぶりを見せ「疑う」行為を行っているのです。
「信じる」の例文
・『私はあなたを信じる』
この例文は、あなたという対象者を信用しているという例文です。
そのままの解釈で、信用しているからこそ言える言葉です。
・『あなたの言い分を信じることはできない』
この例文はできないとすることで言い分を信用することが出来ないという解釈になります。
この場合、できないという否定がありますので信用が出来ないとなるのです。
「疑わない」の例文
・『別にあなたが犯人であると疑わないでしょう?』
この例文は、実はあなたが犯人であるということをすでに知っている人物が犯人に対して、あなたが犯人であるとは言っていません、と解釈します。
これが「疑わない」のもう一つの解釈で言葉が持つ意味でないと否定していますが、実は相手を「疑っており」文面から別にという文章や?マークを用いることで疑問を持っているが一応形式上、「疑う」行為をしてないと表現しているのです。
ですが実際は、疑っていますので形式上、犯人を刺激しないよう疑ってないとしているわけです。
・『私は自分の無実を信じて疑わない』
この例文は自分が無実であることを信じていると解釈します。
この例文の場合、「疑う」がないで否定されているため、疑問に思うことなく、信じてやまないという解釈になるのです。
まとめ
「信じる」はその名の通り「信じてやまない」ことを意味し、相手を信用する言葉です。
「疑わない」は2つの意味があり、一つは「疑う」という疑問を持つ行為を考えないこと、もう一つは相手を信用するふりをして実は「疑う」ことです。
その為、両者の違いは相手を信用するかしてないかです。