この記事では、「信用を失いかねない」の意味を分かりやすく説明していきます。
「信用を失いかねない」とは?意味
「信用を失いかねない」とは、信頼や信任といったものを、無くしてしまうかもしれないという意味の言葉です。
「信用を失いかねない」の概要
「信用を失いかねない」とは、「しんようをうしないかねない」と読みます。
3つの言葉で構成されており、「信用」と「失う」と「~かねない」です。
「信用」とは、信頼するや信任する、信じて疑わない、人望や評判が良いとい言った意味を持つ言葉です。
「信用」は「信じる」の「信」という漢字が使われている事から、このような意味となっています。
「失う」とは、今まで持っていたものや、備わっていたものをなくしてしまうという意味を持つ言葉で、無くしてしまう対象は物や人、心情など広い範囲で使われます。
「~かねない」とは、「兼ねる」という動詞に助動詞の「ない」が付いたもので、~してしまうかもしれない、悪い事が起こるかもしれないというような意味となります。
したがって、「信用を失いかねない」とは、相手の信頼や信任をなくしてしまうかもしれないという意味となります。
「信用を失いかねない」の言葉の使い方や使われ方
「信用を失いかねない」は、自分の重大な失敗やミスなどにより、それに関わっていた第三者の信頼や信任を大きく損ねる恐れがある場合に使用されます。
基本的にネガティブな意味で使用される言葉で、「信用を失いかねない」は、その事柄にかかわっている人であれば当事者、相手、第三者にかかわらず使用されます。
失敗を起こしてしまった側が場合であれば、相手の信頼や信任を失う恐れがあるかもしれないという意味で「この失敗は相手の信用を失いかねない」と使用されます。
相手側や第三者が使用する場合は「この失敗は取引相手の信用を失いかねませんよ」と警告のような意味で使用される事があります。
「信用を失いかねない」を使った例文
・『このプロジェクトは何としても成功させなければ、我が社の信用を失いかねない』
・『友人の信用を失いかねないかもしれないが、誠意をもって説明すれば分かってくれると信じている』
・『これ以上お金を借りる事は、信用を失いかねない』
まとめ
「信用を失いかねない」とは、信頼や信任をなくしてしまうかもしれないという意味を持った言葉です。
人が生活や仕事をする上で、信用や信頼、信任と言った事は重要であり、それを基にして生活していると言っても過言ではないでしょう。
しかし、その信頼や信任というものを一度失ってしまうと、それを回復するにはとても大きな時間がかかってしまいます。
そのためにも「信用を失いかねない」行動や言動は少しでもしないように努力しなければならないでしょう。