「公報」と「官報」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「公報」と「官報」の違い違い

この記事では、「公報」「官報」の違いを分かりやすく説明していきます。

「公報」とは?

「公報」は、官庁などの公の期間が公にしなければならない情報を紙面で公表することです。

簡単に説明すれば、自治体などが自分たちの行っている活動を報告する文書が「公報」で、この文書は一般市民が閲覧します。

なお、国の活動も実は、「公報」で一般市民にお知らせすることはあります。


「官報」とは?

「官報」は、国が一般の市民に対して国の活動や法令を発表することで、紙面にて活動や法令を発表します。

現在では、電子紙面という手法で「官報」を発行していますので誰でも簡単に国の発表を見ることが可能です。


「公報」と「官報」の違い

「公報」「官報」の違いは、官庁や地方公共団体が活動を紙面で発表するか、国が紙面で活動を報告したり法令などを発表するかという違いです。

「公報」の例文

・『公報の正式発表で夫の戦死が確定した』

この例は、地方自治体や官庁などの公の期間から、夫の戦死を文章にて確認したという例になります。

「公報」は官庁のような公の機関から上がる報告書で、過去の戦時中においては誰が死亡し家族に知らせるかというお仕事までを扱っていてこの例においては、対象となる人物の夫の死を文章にて知らせています。

「官報」の例文

・『官報によれば、日本への帰化に関する条件が記載されている』

この例は、国が発行する「官報」という報告文章には、日本に帰化する際の条件が記載されているという例です。

「官報」は国が発行する正式な文章のことになり、国が一般人の方に対してこのように扱うということを正式に発表することになります。

なお、「官報」は、官報販売所という場所で自腹で購入という形で国が発行した報告文章を購入することで得るか、インターネットで無料で閲覧するかのどちらかです。

また、「官報」は休日を除いて毎日発行される報告文章です。

まとめ

「公報」「官報」の違いは官庁や地方公共団体が文章にて活動を報告するか、国が直接活動を報告したり、法令を出すことになります。

「公報」は、昔は戦争などで家族の誰かが亡くなった場合、それを残された家族や遺族に伝えるという役割があり、文章にて亡くなったことを知らせていました。

他にも、「公報」は自治体の活動を報告することもあり、何にお金を使ったかなどを報告することもあります。

国の活動の場合は、「官報」になりますが、これは国民に知っておいてほしいことのみをまとめて官報販売所という場所にて「官報」の報告書を販売しています。

なお、「官報」は国側が国民に知っておいてほしいことであるが、官報販売所での購入の場合は自腹での購入となり、インターネットのみが無料で閲覧可能です。

なお、国の報告書なのになぜ有料なのかですが、理由は、報告書の作成及び、報告書を輸送し閲覧可能な場所にもっていく際の公務員のコストを含めると有料せざるを得ないが故、有料となっています。

つまりは、「官報」は国の公務員が発令に関わるが故有料なのです。

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