この記事では、「六畳一間」の意味を分かりやすく説明していきます。
「六畳一間」とは?意味
「六畳一間」とは、畳六枚分相当の部屋が一つある事を意味する用語です。
一畳すなわち畳一枚はサイズは地域によって異なりますが、一般的には90cm×180cmなので、六畳の面積としては、約10平方mに当たります。
一般的には部屋の広さを感覚的に分かりやすくするための表記で、実際に畳の敷かれた和室でなく、フローリングの洋室でも使われます。
「六畳一間」の概要
「六畳一間」の部屋に対する印象は、人様々と言えるでしょう。
現在、大学生等が一人暮らしをする際には、この広さで十分だとされており、1ルームマンションなどではこの面積の洋間が一般的と言えます。
ただ現代の1ルームマンションでは、部屋は六畳相当の一部屋でも、セパレートではなくても、トイレと浴室が付いており、洗濯機パンもあり、さらに通路にはミニキッチンがあるのが普通で、狭いながらも生活に必要なものは揃っているのが普通になっています。
一方でフォークグループの「かぐや姫」が歌って大ヒットし、今も歌われていいる「神田川」の歌詞に出て来る六畳一間のアパートのイメージは、上記の現在の1ルームのイメージとは大きく異なります。
1970年代の話で、今よりも日本社会はまだまだ貧しい時代でもあり、また学生運動が激しかった時代の話です。
風呂もなく、恐らくはトイレやキッチンも共同のアパートで、とにかくドアを開ければ六畳の間があるのみと言う部屋です。
そこに若い学生が同棲して暮らしている話がモチーフです。
ここから受ける印象は、侘しい中にも二人で暮らす楽しさがあると言うもので、住環境としては現在の「六畳一間」の1ルームマンションとは大きく異なるものです。
「六畳一間」と言っても、必要最低限の設備が整った住環境をイメージする人もいれば、現在も一部には残っている「神田川」で歌われた侘しい部屋をイメージする人もいることでしょう。
「六畳一間」の言葉の使い方や使われ方
「六畳一間」の言葉は、『六畳一間のワンルームマンションだけど、大学生が暮らすには十分です。』や『風呂もなく、共同トイレ・共同キッチンの六畳一間に部屋は、今もドヤ街には沢山残っています。』といった様に使われます。
「六畳一間」の類語や言いかえ
「六畳一間」の言い換えとしては、「六畳相当のワンルーム」があります。
まとめ
「六畳一間」とは、畳六枚分相当の部屋が一つある事を意味する用語です。
その面積は、畳のサイズが地方によって異なるため、一定ではありませんが、約10平方mの面積です。
また、実際に畳が敷かれた部屋のみを指すのではなく、広さが感覚的に掴みやすいように、フローリングの洋室においても使われる用語です。
ちなみに、現在の「六畳一間」のワンルームマンション等には、別に浴室・トイレ・洗面所・洗濯パン・ミニキッチンが備わった所が多く、大学生の一人暮らしには十分な広さの部屋だとされています。