この記事では、「利食い」と「利確」の違いを分かりやすく説明していきます。
「利食い」とは?
「利食い(りぐい)」とは、「株・外貨・債券などのリスク資産の投資において、含み益の状態でいったん利益を確定(確保)すること」を意味している投資用語です。
「利食い」の用語には、「まだ価格が上がるかもしれないがリスク回避でいったん利益を確保する」や「価格下落の後に上昇した瞬間に利益を確定して再度の下落リスクに備える」といった意味のニュアンスが込められています。
「利食い」の表現は、「利食い千人力」「利食い千両」といった利食いの価値・安心の大きさを伝える格言でも使われています。
「利確」とは?
「利確(りかく)」とは、「価格が市場で刻々と変動するリスク資産の投資で、含み益の状態で利益を確定すること」を意味している投資用語です。
「利確」という用語は、「利益確定の略語」なのです。
「利確」は「株・外貨・債券などのリスク資産の投資において利益を確定すること」を意味している言葉であり、「利食い」ほど「リスク回避のために利益をいったん確保する」といったニュアンスはありません。
「利食い」と「利確」の違い!
「利食い」と「利確」の違いを、分かりやすく解説します。
「利食い」と「利確」はどちらも「リスク資産の投資において、含み益の状態で利益を確定してしまうこと」を意味している用語ですが、「利食い」のほうが「利確」よりも「その後の相場変動(再びの下落)によるリスクを回避する」という意味のニュアンスが強い違いがあります。
「利確」という投資用語は「株・外貨などの投資において、含み益がある状態で利益を確定するという中立的な意味」を持っていますが、「利食い」のほうは「とりあえず利益をいったん食って(確保して)、その後の市場の変化によるリスクを避けるという意味合い」が強くなっている違いを指摘できます。
まとめ
「利食い」と「利確」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「利食い」とは「株・外貨などの投資においてとりあえず利益を確定してその後のリスクを回避すること・さらに上昇する可能性があってもリスク回避で利益を確保すること」を意味していて、「利確」は「株・外貨などリスク資産の投資において含み益がある状態の利益を確定すること・利益確定の略語」を意味している違いがあります。
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