この記事では、「前提」と「根拠」の違いを分かりやすく説明していきます。
「前提」とは?
「前提」とは、ある事が成り立つ為のもとになる「条件」という意味です。
例えば「絶対に人に言わないということを前提に、秘密を話す」と言えば、「絶対に人に言わない」ということが条件です。
他に一方的に人から決めつけられていることも「前提」と言い表すことができます。
「私が貧乏で金に困っているという前提で、話をしないで欲しい」「僕に彼女がいないという前提になっているが、そもそも、そこから間違っている」などと、使います。
また一番よく使われる言い方としては「結婚を前提にお付き合いしてください」というセリフでしょう。
これは「いずれ結婚してください」と同じような意味ですので重みがあります。
「根拠」とは?
「根拠」とは、判断、推論を成り立たせる為の「よりどころ」のことで、正当性を支える事実のことでもあります。
適当なことばかり言う人に向かって「何を根拠にそんなことを言うのだ」と使うこともあります。
つまり「根拠」がないのに、好き勝手なことを言うことは悪いことでもあります。
「明日の話し合いで根拠をはっきり示すと、相手側は自信満々だ」「何の根拠もない噂話を信じるなんて、君もどうかしている」「根拠のないデマが流れている」などと、使います。
「前提」と「根拠」の違い!
「前提」と「根拠」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は意味が違いますので、間違えないようにしましょう。
「前提」とはある事が成り立つ為のもとになる条件という意味です。
「元に戻すという前提で、リフォームを許可した」などと、何かをする際の条件という意味になります。
一方の「根拠」とは判断や推論を成り立たせる為のよりどころ、正当性を支える「事実」という意味です。
簡単に覚えるならば「前提とは条件」「根拠とは事実」という風にしますとわかりやすいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「前提」と「根拠」二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれ意味が違いますので、正しく覚えて混同しないようにしましょう。