「助ける」と「救う」の違いとは?分かりやすく解釈

「助ける」と「救う」の違いとは?違い

この記事では、助けると救うの違いを分かりやすく説明していきます。

助けるとは?

助けるとは、人が困難な状況であるとき、手をさしのべてあげるという意味があります。

力を貸すことで人が水の中で溺れているその危険な状況から救助する、階段から落ちた人をわきから支えて歩けるように助けるときに使う言葉です。

お金や物を貸して助けるというよりも、自らの力を貸すために手を差し伸べたり、助けるためにハシゴを用意して持って行き、危険な状況下の人を助けるため行動します。

人や動物など命があるものを助けるときに使う言葉であり、お金などは関係なく、善意の気持ちで救い出すのが目的です。

そのため、身体的に負荷がかかり、車の運転を誤り、溝から抜け出せずに困っている人や、病気で倒れて動けなくなっている者をいい方向になるよう悪い状況から抜け出す手助けをする。

また、子供やお年寄り、動物など力の弱い人が道に迷っていたり、虐められているときは身をていして助け出し、保護する行動ができる人を指す言葉でもあります。


救い出すとは?

救い出すとは、人がつらい状況に陥っているとき、心に寄り添って手を差し伸べるという意味があります。

身体的に困難な状態から助けるというよりも、金銭的に借金して返せずに困っている状態であったり、親から虐待を受けてひどい目に逢っている子供を救うなど、人が精神的につらい状況から抜け出せるように行動するのです。

早くその状況から抜け出せなければ、借金の取り立てで危険な状況に陥る、親の虐待がエスカレートして、さらに酷い虐待を受けるという危機感のある状態をなんとかして脱出できるよう対策を考えた上で抜け出すために動きます。

借金の取り立てが激しくなる状況であれば金銭的に援助して助けるとか、逃げる方法を考えてあげることまでするのがこの言葉の意味になります。


助けると救い出すの違い

助けると救い出すの違いを、分かりやすく解説します。

身体的に困難な状態から力を出してその体を安全な場所まで移動させるのが助けるで、お金を貸したり、救う方法を考えてあげて、行動に起こすのが救い出すという違いがあります。

今、目の前で起きている危機的状態から救い出すのが助けるで、救い出すは考える余裕があるという違いも見られます。

助けるの例文

・近所の子供がため池に落ちてしまったので、私はすぐに飛び込んで助けた。

・お年寄りが若者に罵られていたので身をていして助けに入る。

人が目の前で困っている姿を見たときは自らが進んで助ける人は立派なものです。

見ていても困難な状況が悪くなりそうなときは力を貸すことが必要です。

救い出すの例文

・友達が知人の連帯保証人になって騙され、多額の借金を抱えてしまったので俺はお金を貸して救い出した。

・友人の子供が虐待されていたので俺が勇気を振り絞って救い出す。

多額の借金を抱えた状態をそのままにしていても友達を救い出せないときは、お金を工面してあげるのも救い出すいい方法です。

また、友人の子供が虐待されていることを知れば話し合いをして、救い、子供を保護することも大人として大事なことです。

まとめ

困っている人を助け、救い出すのはとても勇気がいることです。

しかし、ただ遠くの方から見ていても解決しない場合は手を差し伸べてあげることが必要です。

見ず知らずの人であっても、人の子供でも行動し、つらい状況を改善してあげましょう。

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