この記事では、「半ナマ」の意味を分かりやすく説明していきます。
友達に聞きづらい用語を、今すぐ学んでおきましょう。
「半ナマ」とは?意味
「半ナマ」とは実在しない人物を主人公にした、架空の漫画のこと。
そうした二次元的な作品を「半ナマ」と呼んでいます。
アニメファンの間で用いられている、業界用語になります。
「半ナマ」に登場するのは、有名ドラマや映画のキャラクターです。
たとえば「スイーツ王子」という架空のキャラが登場する、人気ドラマがあったとします。
このスイーツ王子を描いた漫画を「半ナマ」といいます。
スイーツ王子は実際にはいない架空のキャラクターなので「半分だけナマの人間」つまり「半ナマ」が使われています。
「この漫画に登場するのは、実在する人物ではありません」というメッセージが込められているのが「半ナマ」なのです。
こうした言葉はおもに同性愛を描いた「やおい系の漫画」につかわれています。
ボーイズラブなどのアニメに、好んで用いられいます。
「半ナマ」の概要
「半ナマ」という言葉とよく似たものに「ナマモノ」があります。
どちらもスーパーの鮮魚コーナーの名前のようですが、そうではありません。
「ナマモノ」とは、実在する人物が登場する漫画のこと。
架空のキャラクターではない、リアルな人を題材にしたアニメです。
ナマモノには、有名な武将など歴史上の偉人が含まれることもあります。
リアルな「ナマモノ」の反対側にいるのが「半ナマ」です。
「半ナマ」のアニメに出てくるのは、フィクションの人物です。
そのため「ナマモノには味わえない、夢物語」を楽しめます。
現実にはあり得ないもの、夢見るおとぎ話をつづったものが半ナマです。
同人誌のファンの間では、ナマモノ派と半ナマ派で分かれることもあるくらい、好みが分かるものになっています。
「半ナマ」の言葉の使い方や使われ方
「半ナマ」はこのように使います。
・『この漫画は半ナマジャンルのため、念のため身元確認をおこないます』
・『1年ぶりに半ナマの漫画を描きました。見てやってください』
・『半ナマなので取り扱いには、くれぐれも気を付けてください』
「半ナマ」は同人誌を愛するファンたちの間でつかわれています。
著作権侵害にあたることもあるので「あまり大っぴらにしないでください」というニュアンスで用いられています。
「半ナマ」の類語や言いかえ
「半ナマ」の類語には、このような言葉もあります。
・2.5次元
「2.5次元」とはおもに、小説や舞台にまつわる主人公がモチーフになっている漫画です。
まとめ
「半ナマ」の意味と使い方をチェックしました。
「半ナマ」とは、映画やドラマをモチーフにした漫画のこと。
「極秘で書いていますので、取り扱いにはくれぐれも注意してください」という、注意喚起の文として使われています。
同人誌にまつわる言葉を、ひとつずつ勉強してゆたかな知識を身に付けていってください。