「白日の下にさらす」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「白日の下にさらす」とは?意味と使い方

この記事では、慣用句の「白日の下にさらす」の意味を分かりやすく説明していきます。

「白日の下にさらす」とは?意味

「白日の下にさらす」の読みは「はくじつのもとにさらす」で、「隠された事実や物事を公開すること」を意味します。

ちなみに「さらす」は漢字表記では「晒す」で、「白日の下に晒す」と表記されることも多いので、読めるようにしておくと良いでしょう。


「白日の下にさらす」の概要

「白日の下にさらす」の意味は前項で記載したように、「隠された事実や物事を公開すること」です。

ここで「隠された事実や物事」としては、一般的に「違反行為や悪事や不正」などを指して使われることが多い慣用句ですが、必ずしもそうした内容だけでなく、「自分が隠していたプライベートな秘密」などに対しても使われる言葉です。

次に「白日の下にさらす」の慣用句を言葉毎に分解して、その意味を詳細に説明します。

「白日の下にさらす」「白日」には、「曇りのない、照り輝く太陽」と言う意味と、「昼間や白昼」と言う意味があり、ここでは前者の意味で使われています。

すなわち、「暗い所に隠されていた事柄を、照り輝く太陽のもとに出し示す」と言った意味となり、転じて前項で記載した意味合いを指す慣用句となったのです。

さらに「白日」には「潔白であること」「疚(やま)しいところのないこと」の意味もあることから、この「白日」の言葉が使われたとも言われています。


「白日の下にさらす」の言葉の使い方や使われ方

「白日の下にさらす」の慣用句は、以下の例文のように使われます。

・『こうした不正行為を、白日の下にさらすと、会社の信用も失墜してしまうが、それでも内部告発はすべきだと思います』
・『政治家が絡む巨額の贈収賄事件は、東京地検特捜部の捜査によって白日の下にさらす事が出来た』
・『悪だくみを白日の下のさらすことで、君たちは法的に罰せられなくても、社会的な制裁は必ず受けることになる』
・『彼は長年隠していた自分がゲイであると言うことを白日の下にさらすことで、逆に生きやすくなったと語っていた』
・『最近は、言葉巧みに女性のみだらな写真を撮影し、それをネット上で白日の下にさらすと脅迫する事例が増えている』

「白日の下にさらす」の類語や言い換え

「白日の下にさらす」の類語や言い換えとては「公開する」「公表する」、さらに「暴露する」「明るみに出す」「満天下に知らしめる」「カミングアウトする」等が挙げられます。

まとめ

「白日の下にさらす」とは、「隠された事実や物事を公開すること」を意味する慣用句です。

漢字表記では「白日の下に晒す」となります。

この漢字表記も、読めると便利です。

またこの慣用句は、一般的には「違反行為や悪事や不正」などを公表・暴露する場合にしばしば使われる言葉です。

しかし、それ以外に、「自分が隠していたプライベートな秘密」などを、いわゆるカミングアウトする場合にも使われる言葉です。

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