この記事では、「反駁」と「反論」の違いを分かりやすく説明していきます。
「反駁」とは?
「反駁」は相手の意見に対して、反論することで、かつ論理的でなければならないのです。
「反駁」は相手との意見と自分の意見がぶつかった際、自分側の意見の方が筋が通っていることが理想で、相手の意見を上回る反論を見せた場合、「反駁」と呼びます。
「反論」とは?
「反論」は、相手の意見や主張に対して反する意見や主張を行うことで、自分の意見が反対にあることを指す言葉です。
「反論」は、ただ単純に相手の意見に反旗を返すことにあり、相手の意見と自分の意見のどちらが正しいかはどうでもよいため、反対の議論を述べればそれで「反論」扱いになります。
その為、反対意見を述べた際、明確に理由や根拠を述べ何故反対する意見を述べたかを論理的に述べた場合、「反駁」という言葉に変化し反論のようにただ反対しただけではないとします。
「反駁」と「反論」の違い
「反駁」と「反論」の違いは、反対の意見を述べた際、理由付けができているかどうかです。
「反論」は、反対の論議を言うことにありますが、実のところ、利己的に反対意見を述べていますが理由を述べていないのです。
つまり、説明不足であるが故、利己的に物事を見ていないと言われてしまい、論とある割には、案外と反対意見を述べた際、それを説明できないこともあります。
逆に、「反駁」は反対意見を述べたうえで、理由からその結果に至った根拠までを述べているが故、「反駁」を受けたものは、相手の意見が正しい場合、層なのかなと考えを変えます。
その為、両者の違いは、反論を述べた際理由付けができているかどうかです。。
「反駁」の例文
・『部長が部下に対し反駁するのは当然だ』
この例は、部長が部下の考えに対して、反対意見を出し、かつ利己的に何故反対した課までを説明したことは当然であるとした例になります。
恐らく部下は、不可能である議論をした可能性があり、部長は早急にそれは不可能だと述べたのだと思われます。
「反論」の例文
・『誰か反論はあるか?』
この例は、第3者に反対意見があるかどうかを説いた例です。
「反論」はあくまで反対意見であり、理由付けはあまり重要ではありませんので恐らくこの例では、自分の考えに反対する人物の顔を見たいのだと思われます。
まとめ
「反駁」と「反論」の違いは、反対意見を述べた際に、根拠を示し、相手の方に対して利己的に違うのではないかを述べる点にあります。
「反駁」は必ず理由付けを必要とし、相手の方に対して利己的に違うのではないかを述べなければなりません。
一方「反論」は単に反対意見を述べるだけで、論とありますが、以外にも、議論で反対を示すだけでその根拠を示すかどうかは別物としているため、実は議論でその理由を述べる必要性も無く見切り発射で反対することでもあるのです。
その為、「反駁」の方が相手を説得しているため、相手の方も、何かその意見は正しいような気がすると考えてもらえます。