この記事では、「叙述トリック」と「ミスリード」の違いを分かりやすく説明していきます。
「叙述トリック」とは?
「叙述トリック」とは、推理小説におけるトリックの一種のことです。
読者の先入観、思い込みを利用して「ミスリード」を仕掛けるといったものです。
「この小説は叙述トリックで…」と言ってしまうことである意味ネタバレとなっているわけですが、作品のどこに仕掛けがあるのか、見破ろうとする楽しさはあります。
また「叙述トリック」を使った小説は、面白くても映像化は難しいという面もあります。
「ミスリード」とは?
「ミスリード」とは、誤った方向へ導くといった意味があります。
小説、漫画においては、故意に読者の誤認を招くようにする技法といった意味合いで使います。
他に新聞、雑誌などが、印象を強くする為に本文とは関係のない見出しをつけることを言う場合もあります。
「叙述トリック」と「ミスリード」の違い!
「叙述トリック」と「ミスリード」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらもミステリー、推理小説などで使われる言葉です。
「叙述トリック」とは先入観などを利用して「ミスリード」を仕掛けることを言います。
「ミスリード」は誤認を招く技法といった意味です。
面白い「叙述トリック」とは、「ミスリード」させることが上手といったことになるでしょう。
逆に言えば「ミスリード」を仕掛けても読者が騙されることがなければ、その小説は面白くないといったことでもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「叙述トリック」と「ミスリード」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
どちらも推理小説に対してよく使われる言葉ですが、この二つの言葉のうちどちらを言っても、ネタバレになってしまいます。
人に「叙述トリック」の小説を紹介する際は言わないように気をつけましょう。