この記事では、「同族嫌悪」と「同担拒否」の違いを分かりやすく説明していきます。
「同族嫌悪」とは?
同じやから、身内、などに対し嫌悪感を抱くことを意味する「同族嫌悪」。
自分と同じ考えや性質などを持つ人を嫌うといった意味となります。
自分と同じ考えや性質といったことから、時に不快に思うことがあり、また、憎しみ合うほど、相手のことが嫌いになる場合も「同族嫌悪」となります。
自分と同じだからこそ、似ているからこそ、生まれる憎しみというものが人にはあり、単に嫌いに思うだけではなく「同族嫌悪」には、憎しみも含まれます。
「同族嫌悪」の使い方
「同族嫌悪」は、「同族嫌悪になる」、「同族嫌悪ではない」などといった使い方となり、基本、ネガティブな文章として用いられることが多くなります。
「同担拒否」とは?
「同担拒否」とは、その漢字の意味通り、同じ担当の人を拒否するといったものとなります。
ここでいう同じ担当の人とは、同じアイドルや同じアニメなど自分が推しているアイドルやアニメなどを指します。
そのため、「同担拒否」はオタク用語となります。
自分と同じアイドルやアニメを推している人とは関わらないことで応援し続けるという意味があり、「同担」という言葉は、ジャニーズファンから生まれたものとなります。
第三者から見れば、同じ人が好きならば仲良くすれば良いと思いますが、「同担拒否」を行う人の心理は、自分だけがその人のことを好きだといった独占欲が強い場合やもめ事などが起きないようにあえて距離を取るといったものとなります。
「同担拒否」の使い方
「同担拒否」には、完全に拒否をするといった意味で「完全同担拒否」といった使い方や仲の良い人以外の同担だけを拒否するといった意味の「親輪外同担拒否」などがあります。
「同族嫌悪 」と「同担拒否」の違い
大きな意味では、「同族嫌悪」も「同担拒否」も同じです。
「同族嫌悪」のなかに、「同担拒否」があるとも言え、「同担拒否」の場合、アイドルやアニメなど限られたものに対し用いられるものとなります。
その点が「同族嫌悪」と「同担拒否」の違いです。
「同族嫌悪」の例文
・『姉の私に対する嫉妬は、同族嫌悪でしかない。』
・『見栄っ張りの親戚と見栄っ張りの母とは、完全に同族嫌悪です。』
・『同族嫌悪とはわかっていながらも、どうしても、彼女と友達になることはできません。』
・『親しくなりすぎたせいか、彼女と同族嫌悪になってしまいました。』
「同担拒否」の例文
・『私のインスタには「同担拒否」をはっきりと明記しています。』
・『実際、同担拒否を止めてからの方が、楽しく過ごせていると私は思います。』
・『あることがきっかけで、私は同担拒否になりました。』
・『初めから同担拒否を行っておけば、嫌な思いをせずに済んだと思います。』
まとめ
以上が「同族嫌悪」を「同担拒否」の違いです。
同じ嫌悪感を抱くものとなりますが、その範囲が異なり、限られた場合に対し用いられるのが「同担拒否」となります。