「喜悦」とは?「喜悦」の意味
「喜悦」の意味は、「心の底から喜ぶこと」や「非常に大きな喜びを得ること」になります。
「喜悦」の読み方は「きえつ」になります。
「喜悦」という言葉は、「喜び(よろこび)」と「悦び(よろこび)」を組み合わせることで、「心の底から沸き上がってくるような非常に強い喜び」を意味しています。
「喜悦」の慣用的な言い回しとして、「喜悦の声を上げる」や「喜悦が極まる」などがあります。
よろこびを表現する一般的な漢字は「喜」ですが、「悦」という漢字は「心のしこりがとれて嬉しくなること」や「こだわり(わだかまり)がなくて楽しいこと」を意味しています。
「喜悦」以外にも、「恐悦(きょうえつ)・悦楽(えつらく)・満悦(まんえつ)・法悦(ほうえつ)・悦に入る(えつにいる)」などの言葉に使われています。
「喜悦」の類語・意義表現
「喜悦」の類語・意義表現として、「大喜び(おおよろこび)・歓喜(かんき)・愉悦(ゆえつ)・雀躍(じゃくやく)」などがあります。
「喜悦」とは、「大喜びすること」であり「歓喜すること」を意味しています。
「歓喜」とは「大きな喜び」を意味していて、「喜悦の声を上げる」とほぼ同じ意味合いで「歓喜の声を上げる」という表現を使うことができます。
「愉悦」とは、「心から喜んで楽しむこと」を意味していて、「彼女との充実した交際に愉悦を覚える」や「ビジネスの大きな成功に愉悦していた」といった文章において使用することができます。
「雀躍」というのは、「非常に嬉しくて小躍りすること」や「小躍りするほどに感情が高まって喜びを感じていること」を意味しています。
「雀躍して新しい仕事に取り掛かった」や「これからの二人の結婚生活を思うと、雀躍するような気持ちになった」などの文章において、「雀躍」の言葉を使うことができます。
「喜悦」の言葉の使い方
「喜悦」の言葉の使い方は、「何か非常に喜ばしい出来事があった時」や「心の底から強い喜び・嬉しさの感情が沸き上がってきた場合」に使うという使い方になります。
「喜悦」という言葉は、「前向きに熱心に楽しむという意味合い」で使ったり、「幸福・喜び・満足を感じているという意味合い」で使ったりすることができるのです。
例えば、「母校の甲子園出場のニュースを見て、喜悦の声を上げた」や「可愛がっていた姪っ子の結婚式に招待された私は喜悦が極まってしまった」などの文章において、「喜悦」という言葉を正しく使用することができます。
「喜悦」の例文・短文(解釈)
「喜悦」の例文・短文を紹介して、その意味を分かりやすく解釈していきます。
「喜悦」の例文1
「母親が危篤状態を抜け出したという医師の言葉を聞いて、喜悦の感情を抑えることができませんでした」
この例文・短文の「喜悦」は、危篤状態で入院していた母親の容態が回復してきたということを医師から聞いた時に湧き上がってきた、「非常に強い喜び・嬉しさの感情」のことを意味しています。
「喜悦」の例文2
「サッカーのワールドカップで日本が勝った瞬間、大勢のサポーターの人たちが喜悦の声を上げました」
この例文・短文の「喜悦」は、サッカーのワールドカップで日本が見事勝利した時に、大勢のサポーターの人たちの心の底から湧き上がってきた「とても大きな喜び・偽りのない本当の喜び」を意味しているのです。
「喜悦」の例文3
「登山中に遭難した夫が無事に救助されたとの連絡を受けて、奥さんは喜悦の感情が極まってしばらく口を聞くこともできませんでした」
この例文・短文の「喜悦」は、登山中に遭難した夫が無事に救助されたという連絡を受けた奥さんが感じた、「夫(旦那)が遭難で死なずに生きてくれていて良かったと思うこの上ない喜びの感情」を意味しているのです。
「喜悦」の例文4
「何か大きな成功をして喜悦・悦楽の好ましい感情が高まっている時こそ、調子に乗って失敗しないように気を引き締めなければいけないものです」
この例文・短文の「喜悦」は、人を油断させたり調子に乗らせたりする恐れがある「非常に大きな喜び・強い快楽」のことを意味しています。
何か大きな成功をして浮かれている時には、喜悦・悦楽といった気分のいい感情に支配されやすいのですが、そんな時こそ失敗をしないように気を引き締める必要があるという内容になっています。