「場面」と「状況」の違いとは?分かりやすく解釈

「場面」と「状況」の違い違い

この記事では、「場面」「状況」の違いを分かりやすく説明していきます。

「場面」とは?

「場面(ばめん)」とは、「ある物事(事柄)が行われているその場の様子」のことを意味している言葉です。

例えば、「彼らが言い争いをしている場面に遭遇しました」「小説のこの部分が素敵な場面なのです」などの文章で使われます。

また「場面」という表現には、「演劇・映画におけるワンシーン、一つの時点で切り取った光景」「株式などの市場の状況」の意味合いもあります。


「状況」とは?

「状況(じょうきょう)」とは、「ある物事・人物を取り巻いていて変化し続けている環境」のことを意味している言葉です。

「状況」という表現には、「常に移り変わる物事(環境)のその時々のありさま」「ある物事・人物を取り巻いていて変わり続けるシチュエーション」といった意味もあります。

例えば、「現在の状況を冷静に分析しました」「この厳しい状況を何とか切り抜けました」などの例文で使用できます。


「場面」と「状況」の違い!

「場面」「状況」の違いを、分かりやすく解説します。

「場面」「状況」「ある物事が起こっている時の様子・ありさま」という意味合いでは類似していますが、「場面」「ある事柄が行われているその場の静止した様子・ありさま」という意味のニュアンスが強くなっています。

「場面」に対して「状況」というのは、「ある人物・物事が置かれている変化し続ける動的な環境」「常に変わり続ける人物・物事のその時々のありさま」といった意味のニュアンスが強いという違いがあります。

「場面」には「ある一つの時点(出来事)を切り取ったシーン・光景」のような感じがあり、「状況」には「ある人物・物事を取り巻いていて連続的に変化しているありさま・環境」のような感じがある違いを指摘できます。

そのため、「今、自分が置かれている状況について考えました」「状況」「場面」に言い換えることはできないのです。

まとめ

「場面」「状況」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「場面」とは「ある物事が行われているその場の様子」「演劇・映画のワンシーン」を意味していて、「状況」「ある物事・人物を取り巻いていて変化する周囲のありさま」を意味している違いがあります。

「場面」「状況」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。

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