この記事では、「大義」と「正義」の違いを分かりやすく説明していきます。
「大義」とは?
「大義」の意味と使い方について紹介します。
「大義」の意味
「大義」は「たいぎ」と読みます。
意味は「人として守るべき道義」「行動を起こす際に重要な意義」です。
「大義」の使い方
「大義」には以下の2つの意味と使い方があります。
1つ目は「人として守るべき道義」という意味で、「大義を重んじる」などと言います。
昔は国家や自分の主君への忠義を表した言葉ですが、最近では自分が所属している組織や団体、上司や親、恩人などが正しい信じていることを、自分も信じて行動することを言います。
2つ目は「行動を起こす際に重要な意義」という意味で、「大義名分」などと言います。
人が何か行動を起こす時に、その意義や根拠などを示す言葉です。
「正義」とは?
「正義」の意味と使い方について紹介します。
「正義」の意味
「正義」は「せいぎ」と読みます。
意味は「人の道にかなって正しいこと」「正しい解釈」「人の行動が社会的に反する者であった時に、制裁を加える規範」です。
「正義」の使い方
「正義」には以下の3つの意味と使い方があります。
1つ目は「人の道にかなっていて正しいこと」という意味で、「正義の味方」などと言います。
日常的によく使われるのはこちらの意味で、善行や道徳的な行動を表します。
2つ目は「正しい解釈」という意味で、「書物の正義」などと言います。
3つ目は「人の社会的な行動の厳しい評価基準のこと」という意味で、「報復的正義」等と言います。
上記に共通するのは「道徳的に善いことを正しいとする考え方」という点です。
「大義」と「正義」の違い!
「大義」は「人として守るべき道義」「行動を起こす際に重要な意義」です。
「正義」は「人の道にかなって正しいこと」「正しい解釈」です。
まとめ
今回は「大義」と「正義」の違いをお伝えしました。
「大義は組織として正しいと思うこと」、「正義は自分が正しいと思うこと」と覚えておきましょう。