この記事では、「天然芝」と「人工芝」の違いを分かりやすく説明していきます。
「天然芝」とは?
植物である芝のことです。
きれいな緑色の庭を望む人たちに広く好まれています。
一般的には既に芽が伸びている状態のものを購入し、芝生にしたい広さに合わせて敷き詰めます。
すると根を張り、青々としてくるのですが、健やかに育った天然芝の美しさは格別です。
しかしながら、天然の植物だけに手入れを欠かせません。
夏の間は水を撒く一方、伸びすぎた芝は見苦しいので定期的に刈る必要があります。
また、適度に肥料を与えることも大切です。
根を張りすぎると地下が酸欠状態になってしまうので、細かな穴を開けつつ空気を含ませると元気に育ちます。
冬の間は枯れてしまうので、茶色くなってしまう点が残念です。
自宅の庭の見栄えを整えるには安価で、素人にも手を出しやすい植物であるというメリットがありますが、手入れが欠かせないこと、そして冬場には枯れてしまうというデメリットも承知しておかなければなりません。
手入れがきちんとできていれば、毎年きれいな緑の芝生を眺めながら過ごすことができます。
「人工芝」とは?
人工芝は、合成樹脂でできた資材です。
ホームセンターなどで手軽に購入できる非常に身近なものです。
天然芝と比較すると初期費用が嵩むことを覚悟しなければなりません。
物にもよりますが、天然芝の約10倍くらいの値段であると覚悟したほうがいいでしょう。
ただし、合成樹脂なので寿命までは手入れをする必要がないのは大きなメリットです。
水やりも芝刈りも必要なく、一年中きれいな色のままなのです。
しかしながら、人工芝が一生ものということではありません。
寿命があり、経年劣化で年々見た目が衰えてくるのは致し方ありません。
ひと昔前のものよりも寿命は延びましたが、それでも色が褪せたり芝が寝てしまったりします。
加えて、夏の間は芝生の庭でバーベキューや花火を楽しみたい気持ちが膨らんできますが、人工芝は熱に弱いことを忘れてしまうと大変なことになります。
「天然芝」と「人工芝」の違い
「天然芝」と「人工芝」の違いを、分かりやすく解説します。
天然芝は歴とした植物です。
一方の人工芝は作られたもので、植物ではありません。
また、管理がきちんと行き届いていれば天然芝はずっと枯れては育つことを繰り返します。
人工芝は手間暇を掛ける必要はありませんが、寿命が尽きれば交換の必要性が生じます。
まとめ
庭をきれいにしておきたい人にとって、芝のある庭は非常に価値あるものです。
初期費用が安くて済む天然芝にするか、それとも高価ではあるものの手入れが不要で際立った緑が楽しめる人工芝にするのか。
どちらが良いものかではなく、自分の性格に合うほうを選ぶのが正解です。
理想は天然芝でも、不精な人には不向きだからです。
その場合は、お金を余分に払ってでも人工芝を選んだほうが後々のため。
そうすれば、「人工芝にすればよかった」と悔やむこともありません。