「失望」と「がっかり」の違いとは?分かりやすく解釈

「失望」と「がっかり」の違い違い

この記事では、「失望」「がっかり」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「失望」とは?

最初に「失望」(しつぼう)の意味をご説明致します。

「失望」とは、期待などを寄せていたものの、望んだ結果を得られずに、希望などがなくなってしまうことです。


「がっかり」とは?

次は「がっかり」の意味を解説していきます。

「がっかり」の方は、楽しみにしていたことなどが、ダメになってしまったときに、気力をなくしてしまうことです。

また、結果によって、疲労などが押し寄せてくるさまなどを指すこともあります。


「失望」と「がっかり」の違いとは?

この項目においては、「失望」「がっかり」の違いを取り上げていきます。

「失望」の場合は、自分の期待などが裏切られてしまったときに、希望などが消え失せてしまうことを表現するときに使うものです。

「がっかり」の方は、希望していた結果などに行き着けなかったことで、やる気などがなくなることを表します。

また、結果の内容によって、疲労が襲ってくるときに使われます。

「失望」と「がっかり」の使い方の違い

それでは「失望」「がっかり」の使い方の違いを解説します。

「失望」を使うときは、努力などが実らなかったことで、希望がなくなってしまうことです。

「がっかり」の場合、期待していたことなどがなくなったり、中止になったときに、やる気などが削られてしまうことです。

そのことにより、疲れなどが、どっと出てくるさまをも表現できます。

使い方の詳細を書いてみます。

前者の使い方

「あまりにも前途多難なので、失望している」

「海軍の象徴である戦艦「大和」が撃沈され、失望してしまった。これで海軍、日本は負ける」

後者の使い方

「コンサートが中止になり、がっかりしている」

「疲れが出てきてがっかりしているので、そっとしておいてほしい」

「失望」を使った例文

ここでは「失望」を使った例文を書いていきます。

・『長男の自分勝手な振る舞いには、失望している』

・『救援を拒絶されてしまい、失望した。ここは我々だけで切り抜けましょう』

・『司令部の命令には、失望してしまった』

・『失望から立ち上がるには時間がかかるだろう。しかしながら、きっと立ち上がってみせる』

・『震災時に自分勝手な人が多くて、失望してしまったのも事実である』

「がっかり」を使った例文

最後の項目では、「がっかり」を使った例文を書きます。

・『大切にしていたプラモデルが壊されてしまい、がっかりした』

・『給料が5万円も削られてしまい、がっかりしている』

・『楽しみにしていたライブが中止となり、がっかりしました』

・『女の涙に、男は弱い。私はがっかりきました。疲れたので、今日は寝よう』

・『嘘ばかりつかれてしまい、今度という今度はがっかりしました』

まとめ

まとめとして、「失望」とは、自分の思うような結果を得られずに、がっかりしていることです。

そして、希望がなくなることを表現しています。

「がっかり」の場合は、予想や当てが全部外れてしまい、ポジティブな気持ちが持てないことです。

また、それらの結果により、疲れが出てきてしまうことも表現できます。

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