この記事では、「好調」と「順調」の違いを分かりやすく説明していきます。
「好調」とは?
「好調」は「こうちょう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「景気やものごとの調子が良く、うまくいくこと」という意味で、ものごとが普通よりも良い状態にあることを言います。
2つ目は「株式相場が上昇気味なこと」という意味で、良い題材があり相場が上昇する傾向がある様子を言います。
3つ目は「良い音色」という意味で、音楽で良いしらべが流れる様子を言います。
上記に共通するのは「流れが好ましい」という意味です。
「好」は「このむ」とも読み、「このましい」という意味、「調」は「しらべ」とも読み「ものごとの進行する具合」という意味、「好調」で「ものごとの進行する具合が好ましいこと」になります。
「好調」の使い方
「好調」は「景気やものごとの調子が良く、うまくいくこと」「株式相場が上昇気味なこと」「良い音色」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「好調だ・である」と使われたり、副詞として「好調」と使われたりします。
基本的に、景気やものごとなどが、普通よりも良い状態で進んでいる様子に使われる言葉です。
「順調」とは?
「順調」は「じゅんちょう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとが滞りなく進んでいること」という意味で、すらすらと問題なく流れる様子を言います。
2つ目は「ものごとが都合よくはかどること」という意味で、複雑な事柄などが、予定通りに片付いていく様子を言います。
上記に共通するのは「方向性が好ましい」という意味です。
「順」は「さわりがない」「都合が良い」という意味、「順調」で「支障なくものごとが進行すること」になります。
「順調」の使い方
「順調」は「ものごとが滞りなく進んでいること」「ものごとが都合よくはかどること」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「順調だ・である」と使われたり、副詞として「順調に」と使われたりします。
基本的に、複雑だったり、リスクがあることなどが支障なく進んでいる様子に使われる言葉です。
「好調」と「順調」の違い
「好調」は「景気やものごとなどが、普通よりも良い状態で進んでいる様子」という意味です。
「順調」は「複雑だったり、リスクがあることなどが支障なく進んでいる様子」という意味です。
「好調」の例文
・『チームはピッチャーが好調で連勝している』
・『好調だった株式にもそろそろ影がさし始めた』
・『デビュー曲の売上が好調で動画配信も話題になっている』
・『新商品の売れ行きが好調で良かった』
「順調」の例文
・『プロジェクトは順調に進んでいる』
・『患者な順調に回復しています』
・『今のところ仕事も家庭も順調です』
・『このまま順調にいけば年内に家を買うつもりだ』
まとめ
今回は「好調」と「順調」について紹介しました。
「好調」は「普通よりよく進むこと」、「順調」は「支障なく進むこと」と覚えておきましょう。