この記事では、「妖怪」と「お化け」の違いを分かりやすく説明していきます。
「妖怪」とは?
アニメや昔話などでも登場することが多い「妖怪」。
「妖怪」は、一般的に人間以外の生き物が変化したものを指す言葉となります。
人間が理解しがたい不気味な物体で、各地域に昔から言い伝えられる「妖怪」も少なくありません。
「妖怪」の場合、山や川、海や道、古い建物などといった場所に同じ「妖怪」が出ることが多く、真夜中といった時間帯ではなく黄昏時に出ることが多くなります。
一般的に「妖怪」と呼ばれるものには、天狗や傘お化け、河童や小豆洗い、座敷童、一つ目小僧などがあり、様々な形、イラストとして描かれています。
「妖怪」の使い方
「妖怪」の使い方には、「妖怪」の話を意味する「妖怪談」や「妖怪漫画」、「妖怪絵巻」などがあり、「妖怪」の場合、「妖怪を見た」といった使い方だけではなく、「妖怪に襲われた」など、実際に「妖怪」に出会い、何かをされるといった言い方もあります。
「お化け」とは?
「お化け」は、「化ける」と書きます。
何かが化けたものを意味し、姿かたちを大きく変えた化け物を指す言葉となります。
普通の人間社会では見ることのない姿かたちの生き物を指し、「お化け」の中に「妖怪」も含まれています。
ただし、「お化け」の場合、「妖怪」よりも、かわいらしいニュアンスで用いられることが多く、子供に対し用いられることが多い言葉となります。
「お化け」の使い方
「お化け」を用いた言葉として有名なのは「お化け屋敷」です。
遊園地などに設置されていることが多くなります。
そのほか、「お化け」には、「お化けのような大きさ、形」といった意味で、大きく育ち過ぎた野菜などを「お化け野菜」、「お化けきゅうり」ということもあります。
「妖怪」と「お化け」の違い
「妖怪」と「お化け」の違いにおいて、「妖怪」の場合、天狗や河童、一つ目小僧など、明確に「妖怪」と呼ぶことができるものがあります。
その一方、「お化け」の場合はm「お化け」と呼ぶことができる対象が非常に広くなります。
「妖怪」や「幽霊」、「亡霊」など全般を「お化け」とひとくくりにし呼ぶことができるのです。
「妖怪」の例文
・『子供のころ、夏休みの自由研究として、日本中の妖怪を調べました。』
・『妖怪は、よく見ると可愛いものも少なくありません。』
・『私は、妖怪漫画が大好きです。』
・『天狗や河童などの妖怪を真似して、自作の妖怪を作ってみました。』
「お化け」の例文
・『彼女とお化け屋敷に行き、僕の方が怖がってしまいました。』
・『子供のころ、お化けが怖くて夜、一人でトイレに行くことができませんでした。』
・『なぜ、お化けの絵を描くと足がないのだろうか。』
・『お化けと聞くと可愛いが、幽霊と聞くと同じ事でも、ゾッとしてしまいます。』
まとめ
このように、「お化け」と呼ぶことができるものの範囲は非常に広く、そして、「お化け」のなかに「妖怪」も含まれるものとなります。