「妥協」と「譲歩」の違いとは?分かりやすく解釈

「妥協」と「譲歩」の違い違い

この記事では、「妥協」「譲歩」の違いを分かりやすく説明していきます。

「妥協」とは?

「妥協」とは、対立をしていた者同士の一方が、もしくは両方が「譲る」ことで、その場をまとめることを言います。

「妥協点」という言葉は、両者にとって折り合いがつくところを意味します。

簡単に言うならば、何かしら気に入らない点があっても、ある程度は諦めて、適当なところで決める、落ち着くといったことになります。

「彼は絶対に妥協しないと言っている」「色は気に入っているわけじゃないけど、デザインがいいので妥協して買った」「彼と私は妥協点を探ったが、結局どうやっても無理だと思って離婚に至った」などと使います。


「譲歩」とは?

「譲歩」とは、人に道を譲るという意味から、自分の主張の一部、もしくは全面的に、曲げて相手の意見と何とか合わせていくことを言います。

このような意味ですから「譲歩する」とは、我慢をする、本当は嫌だけど合わせてあげるといった時に使われます。

「夫婦なんて、お互いに譲歩しなきゃ上手くいかない」「彼は周りに譲歩を強いてきた、人望はすでに失っている」「ここまで譲歩するとは、よっぽどのことだ」などと、使います。


「妥協」と「譲歩」の違い!

「妥協」「譲歩」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも「相手に譲る」といった意味では同じですが、言葉の意味が違いますので混同しないように気をつけて使いましょう。

「妥協」とは、対立していること、気に入らないことなどを、ある程度「譲る」ことで意見をまとめることを言います。

諦めて受け入れるといった意味合いでも使います。

一方の「譲歩」とは自分の考え、主張を曲げてでも、相手と何とか折り合いをつけるといった意味になります。

簡単に言えば「自分は正しいが、ここは折れて、相手に合わせる」といったことに使います。

折り合いをつけるに我慢するだけで、本当のところは納得がいっていないという気持ちがあるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「妥協」「譲歩」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

「妥協は譲ることでまとめる」「譲歩は自分の主張を曲げて、相手と折り合いをつける」となります。

ふさわしい方を選び使ってください。

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