進路先を決めているとき、同じような言葉で悩むことがあります。
この記事では、「学部」と「学科」の違いを分かりやすく説明していきます。
大学選びのヒントにしていきましょう。
「学部」とは?
学部とは大学の、まとまりのこと。
学問ごとのグループに分けた、大きな枠組みです。
「この勉強をしたい」と思った人たちが集まる、大きな集団や組織のことです。
例えばA大学という、有名な学校があったとします。
「医療の勉強をしたい」と思う生徒もいれば「経営について学びたい」と思う生徒もいます。
こうした人たちを学びたい目的にあわせて、大きく分類分けしたのが学部。
学部には医学部、人文学部、商学部、工学部そして薬学部や文学部、商学部などがあります。
学びたい学術やゾーンが大きく分かれているので、自分の希望にそった進路選びをしていけます。
学部選びに迷ったら、まずは「自分が普段どんなことに興味があるのか」考えてみること。
大好きなこと、やってみたいことをもう1度見つめ直すと、学部選びが楽しくなっていきます。
「学科」とは?
学科とは「専門分野」に特化した、細かいグループのこと。
メインで学ぶ学問ごとに分けた、詳細なくくりのことです。
たとえばB大学という学校に、理工学部があったとします。
ひと口に理工学部といっても、その中身は色々あります。
情報処理に興味がある学生もいれば、システムデザインをやってみたい学生もいます。
こうした「細かいリクエストに応えた」のが学科。
理工学部は学部ですが、その中には情報工学科や物理学科、システムデザイン工学科などあります。
こうした細かい分類が学科です。
色々な学科があって、選び方に迷ったら「そこで何を学べるのか」考えてみることも大切。
大学のサイトや先輩大学生の意見を参考に、下調べをしてみることもおすすめです。
「学部」と「学科」の違い
改めて「学部」と「学科」の違いを、分かりやすく解説します。
・幹が学部、細かい枝が学科
学部も学科も「学ぶ目的」でグループ分けした単位のことです。
より大きな集団が学部。
そしてより小さな集団が学科になります。
たとえば経営学部という、学部があったとします。
この学部の中にあるのが、経営法学科や経営学科です。
学部は同じテーマに向かって、進んでいる集団のこと。
学科はさらにその集団を細かく分けた、仲間のことです。
大学という大きな木の中に「学部」という太い幹があって、さらに「学科」という細かい枝が分かれている。
そんなイメージをしておくと、分かりやすいです。
まとめ
「学部」と「学科」の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらも大学の中にある、まとまりのこと。
学部は医学部や経営学部など「学ぶ目的が同じグループ」のこと。
学科は学部をさらに細かく区分けした、小さなグループになります。
どの学部や学科に進みたいのかは、どんな大学生活を送りたいかにつながっていきます。
自分の可能性を探りながら、進路選びをしてみてください。