この記事では、「完全失業者」と「失業者」の違いを分かりやすく説明していきます。
「完全失業者」とは?
「完全失業者」とは、15歳以上で、働く能力がありながらも、仕事がなく、仕事を探しているが仕事に就けないもののことです。
「完全失業者」とされるものは、3つの条件を満たしている必要があります。
1つめは、就業者でないことです。
2つめは、仕事があればすぐに就くことができることです。
3つめは、仕事を探す活動をしたり、事業を開始するための活動をしていたことです。
ハローワークに行くなどが、仕事を探す活動にあたります。
「完全」には、欠けたところがまったくない、必要な条件がすべてそろっているという意味があります。
「完全失業者」は、この3つの条件がすべてそろっているもののことをいいます。
「失業者」とは?
「失業者」とは、職を失った人のこと、働く意欲と能力がありながらも、就業する機会がない人のことを意味します。
「完全失業者」と「失業者」の違い
「完全失業者」にも「失業者」にも、働く意欲と能力がありながらも、仕事がなく、仕事に就くための活動をしているが労働の機会を得られないものという意味があります。
失業率を求めるなどの統計や、公的な場面などでは「完全失業者」という言葉が使われています。
まとめ
「完全失業者」と「失業者」には同じ意味がありますが、使われる場面が違います。