生活をしていく基礎を表現する際には、「衣食住」という言葉がよく使われます。
そして、この「衣食住」と深いかかわりをもつものとして「日用品」や「家庭用品」があります。
普段何気なく使う「日用品」と「家庭用品」ですが、この二つに何か違いはあるのでしょうか。
この記事では、「家庭用品」と「日用品」の違いを分かりやすく説明していきます。
「家庭用品」とは?
「家庭用品」とは、衣料品や洗剤などの日常生活で使用する生活用品を指します。
「家庭用品」については、安全性確保の観点から、家庭用品品質表示法という法律が定められています。
その法律では、「家庭用品」は、一般の消費者が生活で使用する「繊維製品、合成樹脂加工品、電気機械器具及び雑貨工業品」に分類されるものを指します。
何やら難しいように見えますが、つまるところ、日常生活で使用する雑貨類ということです。
「家庭用品」を英語にすると、“household articles”になります。
「家庭用品」の使い方
一般家庭で日常的に使われるもののうち、食べ物以外のほとんどのものが「家庭用品」に含まれます。
コートやシャツ、ズボンなどの衣料品についても「家庭用品」という言葉を使うことができます。
その他にも、ティッシュ、食器、洗剤、エアコンなど、「家庭用品」は様々なものに対して使える言葉です。
「日用品」とは?
「日用品」とは、日常生活に使用する品物のことを指します。
「日用品」は、衣食住に関わるものですが、一般的に、食料品そのものや衣服そのものは「日用品」には含まないとされています。
「生活用品」も同様の意味を持つ言葉です。
また、似た意味で用いられる言葉として、「生活必需品」がありますが、「日用品」や「生活用品」のすべてが「生活必需品」に含まれるわけではありません。
例えば、トイレットペーパーは生活必需品であり、なおかつ日用品ですが、トイレの芳香剤は日用品でありながら、生活必需品には含まれません。
なぜなら、トイレの芳香剤は、日常生活で用いるものの、生活に欠かせないものではないからです。
「日用品」は、英語で“daily necessities”と言います。
「日用品」の使い方
日用品は生活に用いられる品物を指しますが、食料品や衣料を含まないのが一般的です。
「日用品」は、具体的には、洗濯や食器洗いに使う洗剤、ティッシュやおむつなどの紙製品、掃除用具、化粧品などを指して使います。
「家庭用品」と「日用品」の違い
「家庭用品」と「日用品」は、どちらも日常生活で使用するものを意味しており、食料品を含まないという点で共通しています。
この二つの明確な違いは、「家庭用品」には、衣類が含まれ、「日用品」には、衣類が含まれないということです。
まとめ
「家庭用品」と「日用品」にこのような違いがあることに驚いた方も多いのではないでしょうか。
「家庭用品」と「日用品」は同じ意味で使えることがほとんどですが、衣料品については「日用品」は使えないので気を付けましょう。