ニュースサイトを読んでいると、難しい言葉に出会うことがあります。
この記事では、「寄与する」の意味を分かりやすく説明していきます。
曖昧な単語を、すばやく理解していきましょう。
「寄与する」とは?意味
「寄与する」とは世の中が発展するように、できる限りのことをおこなうこと。
力を尽くして頑張ることです。
貢献している人や団体を称える、いい表現になります。
「寄与する」という言葉は、自分のためではなく世間のためにおこなうこと。
そのため「環境問題の解決に寄与する」や「経済の発展に寄与する」という用い方をします。
地球というグローバルな視点で見たとき、社会の集団として見たとき「いい行いをすること」が寄与です。
「寄与する」と似ている言葉に「寄付する」があります。
寄付とは、お金や物を贈ること。
それに対する「寄与」は目には見えない社会の仕組みを整えること、流れをつくることです。
SDGsが叫ばれるいま、企業や私たち1人1人が「どう社会に寄与していくのか」その関わり方が注目されています。
「寄与する」の概要
寄与するというのは「寄る」と「与える」が組み合わさった言葉です。
「寄る」には「プレゼントする」という訳もあります。
自分から相手に与えるものが「寄」です。
そして「与」には「仲間になる、力を合わせる」という訳があります。
つまり「寄与する」というのは、こちらから働きかけて社会の仲間入りをすること。
グループの一員として協力することです。
そのため「寄付する」は社会と一体になること、スクラムを組んでまとまるという意義に繋がっていきます。
「寄与する」の言葉の使い方や使われ方
寄与するの具体的な使い方を、チェックしていきましょう。
・ノーベル賞を受賞したアイデアは、IT技術の発展に大いに寄与した。
・海外に赴任した父は村に水道を引き、村づくりの振興に寄与した。
・過疎化した街にできたホテルは、地域の活性化に寄与している。
寄与するは社会や村・街のために、力を与えることです。
産業が動くきっかけとなった個人や企業に対して、用いられます。
「寄与する」の類語や言いかえ
「寄与する」という言葉は、このような単語にも置きかえられます。
・貢献する
・役に立つ
・力を尽くす
・身を捧げる
・先憂後楽
寄与するは、自分の力を世の中のために捧げること。
そのため「貢献する・役に立つ」などと言いかえできます。
ちなみに「先憂後楽(せんゆうこうらく)」という四字熟語は「自分の利益を後回しにして、まずは社会のために出来ることをしなさい」という訳のこと。
周りが楽しんだあと、自分が楽しめば世の中は幸せになれるという考えです。
まとめ
「寄与する」の意味や使い方についてお知らせしました。
「寄与する」とは世の中のために、自分の力を与えること。
社会のために良いおこないをすることです。
地域社会や地球のためにおこなった行動は、いずれ自分の元に戻ってきます。
「寄与する」の中身を知って、深みのある人生を歩んでみてください。