この記事では、「居心地がいい」の意味を分かりやすく説明していきます。
「居心地がいい」とは?意味
「居心地がいい」の読みは、「いごこちがいい」で、「そこに居ると良い気分になることや、窮屈な感じがせず、リラックスしたり楽しむことが出来ること」を意味する言葉です。
「居心地がいい」の概要
「居心地がいい」の意味は、前項で記載した通りですが、この中の「居心地」を漢字に分解して、少し掘り下げて読みや意味を考えたいと思います。
「居心地」の「居」は訓読みの「居(い)る」を表しています。
また「居心地」の「心」は音読みでは「しん」で訓読みでは「こころ」で、「居心地」の「地」は音読みでは「ち」また「じ」です。
このように漢字に分解して考えると、「心地」を「ここち」と読むことが出来ない様に思われます。
実はこの疑問の通り、これは熟語訓と呼ばれる特殊な読み方で、漢字1文字づつの音読みや訓読みを分かっていても、読む事が出来ない熟語なのです。
また漢字1文字でも、訓読みでは意味がほぼ分かるように、この熟語訓は熟語として意味が分かるように、漢字を当てはめて構成された熟語なのです。
その意味で、単なる当て字で構成された熟語とは異なるものです。
こうした構成の熟語訓の読みなので、「心地」と言う熟語を知らず、仮に読みが分からなくても、「心の置きどころ」の様な意味であろうと推察する事が可能なのです。
この「居心地がいい」の言葉を使って表現するのは、ある部屋や場所の場合が多いと言えますが、これだけに限定されたものでもありません。
例えば、何かを行っている時を、「居心地がいい」と表現する場合もありますし、また本当に親しい友人や、恋人と居る空間や時間に対して使われる事もあります。
すなわち、「そこに居ると良い気分になることや、窮屈な感じがせず、リラックスしたり楽しむことが出来る」環境や状況に対して広く使われる慣用句と言えるのです。
「居心地がいい」の言葉の使い方や使われ方
「居心地がいい」の慣用句は、以下の例文のように使われます。
・『憧れのマイホームで、最も気に入っているのは、居心地がいいリビングです。』
・『恋人と一緒に居る時間は何ものにも代えがたい、居心地がいい時間です。』
・『一仕事終えて、コーヒーをゆったりと飲む時ほど、居心地がいい一時はありません。』
「居心地がいい」の類語や言い換え
「居心地」の類語としては、「気持ち」や「気色」や「心境」等が挙げられます。
従って、「居心地がいい」は、こうした類語に「がいい」を付け、「気持ちがいい」や「気色がいい」や「心境がいい」と言い換えることが出来ます。
また「快適」も言い換えとして、適した言葉です。
まとめ
「居心地がいい」は、「そこに居ると良い気分になることや、窮屈な感じがせず、リラックスしたり楽しむことが出来ること」を意味する言葉です。
この慣用句内の「心地」の読みは「ここち」で、この熟語は熟語訓と言う特殊な読みなので、正しく覚えなければ読めない熟語です。