「度量」と「器量」の違いとは?分かりやすく解釈

「度量」と「器量」の違い違い

この記事では、「度量」「器量」の違いを分かりやすく説明していきます。

「度量」とは?

「度量」の意味と使い方について紹介します。


「度量」の意味

「度量」「どりょう」と読みます。

意味は、「物差しと枡(ます)のこと」「長さと容積」「他人の言動を受け入れられる大らかな心」です。


「度量」の使い方

「度量」の意味は以下の2つです。

1つ目は、元の意味で「物差しと枡」のことで、「長さを測る物差し」と、「容積を測る枡」のことでした。

ここから転じて「長さと容積」という意味で使われる様になり、「重さを加わるはかり」も加わって「度量衡(どりょうこう)」という言葉として使われています。

2つ目は、上記の意味から更に転じて「人の言動を受け入れる寛大な心」という意味です。

長さがあり、容量が大きい人は、「小さいことを気にせず相手を受け入れる」ことから、「度量が大きい・小さい」などと使われています。

「器量」とは?

「器量」の意味と使い方について紹介します。

「器量」の意味

「器量」「きりょう」と読みます。

意味は「ある役割をするのにふさわしい能力や人望」「世間から見たその人の評価」「顔立ち・容姿」などです。

「器量」の使い方

「器量」は、以下の3つの意味があります。

1つ目は「ある地位や役割などにふさわしい才能や人望」という意味で、「彼にはそれだけの器量がある」などと使います。

2つ目は「その人の能力に対する世間の評価」という意味で、こ主に男性に対して「器量を上げる・下げる」などと使われる言葉です。

3つ目は「容姿や顔立ち」という意味で、こちらは主に女性に対して「器量がいい」などと使います。

「度量」と「器量」の違い!

「度量」「長さと容積」「人の心の許容量」です。

「器量」「能力や人望」「世間の評価」「容姿や顔立ち」です。

まとめ

今回は「度量」「器量」の違いをお伝えしました。

「度量は許容量」「器量は能力や見た目」と覚えておきましょう。

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