「当人」と「本人」の違いとは?分かりやすく解釈

「当人」と「本人」の違い違い

この記事では、「当人」「本人」の違いを分かりやすく説明していきます。

「当人」とは?

「当人」「とうにん」と書きます。

意味は「そのものごとに直接関係のある人」で、その時に話題になっているものごとを生じさせた者、或いは直接関係する者のことを言います。

「当」「あたる」とも読み「この」「その」「問題の」「差し当たっての」「現在の」という意味で、「当日」「当方」などにも使われています。

「人」「ひと」という意味、「当人」で、「差し当たって問題となる人のこと」になります。


「当人」の使い方

「当人」「そのものごとに直接関係のある人」という意味で使われます。

名詞として動詞を伴い「当人に聞く・聞いた」と使われたり、形容詞として「当人の話では」などと使われたりします。

基本的に、現在話題になっていたり、話題になっているその人に対して使われる言葉です。


「本人」とは?

「本人」「ほんにん」と読み、意味は以下の通りです。

「そのものごとを直接引き起こした人」という意味で、ある出来事が生じるきっかけを作った人です。

2つ目は「そのものごとに直接関係のある人」という意味で、ものごとに関わっていて、今後の結果に影響を与える人を言います。

3つ目は「首領」「張本人」という意味で、複数いるなかで最も大きな責任や役割を持っている人のことを言います。

上記に共通するのは「ものごとの中心人物」という意味です。

「本」「もと」とも読み「当の」「もとの」「この」「わが」という意味、「本人」「もととなる人」になります。

「本人」の使い方

「本人」「そのものごとを直接引き起こした人」「そのものごとに直接関係のある人」「首領」「張本人」とい意味で使われます。

名詞・形容動詞として「本人だ・である」と使われたり、形容詞として「本人の」と使われたり、副詞として「本人に」と使われたりします。

基本的に、あるものごとに直接関係のある、他人ではないその人自身を表す言葉です。

「当人」と「本人」の違い

「当人」「現在話題になっていたり、問題になっているその人」という意味です。

「本人」「あるものごとに直接関係のある、他人ではないその人自身」という意味です。

「当人」の例文

・『あとは当人同士で話し合って決めて下さい』

・『当人がそう言っているのならば間違いない』

・『当人の希望によりイタリアンになりました』

・『そのことは当人に任せておいた方がいいでしょう』

「本人」の例文

・『この次第はは本人に確かめてから連絡します』

・『ここまで来たら後をどうするかは本人次第だ』

・『ご本人に直接会ってみてはいかがですか』

・『私がこの作品を制作した本人です』

まとめ

今回は「当人」「本人」について紹介しました。

「当人」「話題や問題に上がっている人」「本人」「他人ではないその人自身」と覚えておきましょう。

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