この記事では、「形式」と「型式」の違いを分かりやすく説明していきます。
「形式」とは?
「形式」の意味と使い方について紹介します。
「形式」の意味
「形式」は「けいしき」と読みます。
意味は「そこにものがある時に、表から見える形」「ものごとを行う時の一定のやり方」「形だけで実質が伴わないこと」「芸術作品で、作品の主な要素を表現する手法」「哲学用語でものごとの抽象的な概要」になります。
「形式」の使い方
「形式」には主に以下の3つの意味があります。
1つ目は「外から見てどの様な姿形をしているか」という意味で、「ピッタリとした形式のスーツが流行っている」などと使われます。
2つ目は「事務上の手続きや、冠婚葬祭などで、ものごとを行う時に定められているやり方」という意味で、「書類の形式」「形式を重んじる」などに使われます。
3つ目は「形だけで実質が伴っていないこと」で、「あくまで形式的なものだ」などと使います。
基本的に共通しているのは、「外側の輪郭や姿」という意味です。
「型式」とは?
「型式」の意味と使い方について紹介します。
「型式」の意味
「型式」は「かたしき」または「けいしき」と読みます。
意味は「航空機・自動車・機械などで、構造や性能などにより分類する為の記号や番号」になります。
「型式」の使い方
「型式」は、一般的には「かたしき」と読み、機械などで、特有の構造や性質などにより、違いを分類する為の記号や番号のことを言います。
主にエンジン・動力や搭載されている機能、デザインなどの違いに対して使われ、「モデル」とも呼ばれます。
「型」は物を作る上で基本となる版のことを言い、「型式」は同じ「型」を使って造られた「形」という意味です。
「形式」と「型式」の違い!
「形式」は「外から見える姿形、一定のやり方のこと」です。
「型式」は「機械などを分類する為の記号や番号のこと」です。
まとめ
今回は「形式」と「型式」の違いをお伝えしました。
「形式は見た目ややり方」、「型式はモデル」と覚えておきましょう。