この記事では、「心証」と「心象」の違いを分かりやすく説明していきます。
「心証」とは?
「心証」は、対象となる人物から受ける印象で例えば、礼儀正しいという印象や言葉遣いから相手の方について交換を持てる正確であるかどうかという見た目以外の内面がどうであるかを述べたのが「心証」です。
つまり、心の中身を「心証」というため、見た人物が対象となる物に対して内心でどう思っているかが、「心証」になります。
「心象」とは?
「心象」は、自分の心の中で見た目などをどう思うかです。
つまり、「心象」はイメージだけで物事がどうであるかを決定するため、実際にイメージを体験することはどうでもよいのです。
その為、実際に体験をしてイメージが違ったと結論付ける場合、「心証」を用います。
「心証」と「心象」の違い
「心証」と「心象」の違いは、対象が存在すると仮定して違いを述べた場合、「心証」はそうだったのかと納得してしまう対象の印象を意味し、「心象」は見た感じのイメージで相手の性格や粗暴を判断することです。
その為、イメージと違うという状況に陥り、そうだったのかと対象の性格などに理解をした場合、「心証」という言葉になり、完全に対象となる人物を認識し、相手を知った状態にあります。
逆に「心象」は見た目でしか相手を判断してませんので、相手を知ったことにはなりません。
「心証」の例文
・『私から見て娘のお付き合いしている男性への心証はすこぶる悪い』
この例は、父親から見て自分の娘が付き合っている男性に対する評価は悪いという例です。
「心証」は対象に実際に会った結果、どういう印象を持ったかという結果であり、この例ではとても印象が悪いという意味になります。
「心象」の例文
・『娘の連れてきた彼氏は心象は悪くはない』
この例は、自分から見て娘が連れてきた彼氏という人物は見てくれに関しては悪くはないという意味です。
「心象」はイメージがどうであるかであるため、実際の性格などは関係なくあくまで対象者を見てくれだけで判断しています。
まとめ
「心証」と「心象」の違いは、人を判断する際、対象者とあった結果対象に対してどういった印象を持ったか、あくまでイメージでどう思うかという違いです。
「心象」はあくまでイメージなので実際に会うと印象が変化し、その結果自分がどう感じ取ったかが、「心証」です。
その為、「心証」が悪いというのは実際に対象にあったうえであった人物側が抱いた気持ちでありその気持ちがマイナスであれば、「心証」は悪く言ってしまえば、ろくでもない人間だというレッテルが張られています。
逆を返せば、「心象」はただのイメージなのでイメージが悪くとも実際に対象となる人物にお会いしてイメージが異なることが分かり、イメージが良くなるケースもあるため、重要視すべく部分は見た目か、内面になるかという問題になります。
内面を重視するなら、「心証」見てくれだけを重視するなら、「心象」とすればよいでしょう。