「志願」と「志望」の違いとは?分かりやすく解釈

「志願」と「志望」の違い違い

この記事では、「志願」「志望」の違いを分かりやすく説明していきます。

「志願」とは?

「志願(しがん)」とは、「ある物事(活動)をしようと決心し、自分から自発的・積極的に願い出ること」を意味している言葉です。

「志願」という表現には、「やろうと決めたある物事をするために、ある程度具体的な行動をしていく」という意味のニュアンスが含まれています。

例えば、「彼は以前から営業部への配置替えを志願していました」「志願していた学校に入学届を出しました」などの例文で使えます。


「志望」とは?

「志望(しぼう)」とは、「これから先の将来(未来)において、自分が何かをしたい何かになりたいと望むこと」を意味している言葉です。

「志望」という言葉には、「まだその事柄をやると確実に決めてはいなくて、ある程度抽象的な願望・希望の段階にある」という意味のニュアンスがあります。

例えば、「彼女は志望学部を医学部から理工学部に変えました」「作家志望で今までいろいろな作品を書いてきました」といった文章で使用されます。


「志願」と「志望」の違い!

「志願」「志望」の違いを、分かりやすく解説します。

「志願」「志望」「自分が何かをしたいと願ったり望んだりすること」という意味では類似していますが、「志願」のほうが「志望」よりも「ある物事をしようと決心して願い出る段階まで意味しているので、具体的かつ実際の行動に結びつく可能性が高い」という違いがあります。

「志願」という言葉は「ある物事(活動)を決心した上で、自分から進んで願い出ること」を意味していて、「志望」のほうは「これから先の未来において、自分何かをしたい(何かになりたい)と思う望み」を意味している違いを指摘できるのです。

そのため、「入学志願者」という言葉は「入学志望者」よりも、「入学するための決心が強くて、より願書・入学届を提出するなどの具体的な行動につながっている」という違いがあります。

まとめ

「志願」「志望」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「志願」とは「ある物事に対して決心し、自分から進んで願い出ること」を意味していて、「志望」「自分がこうなりたいと思う、将来(未来)に対する望み」を意味している違いがあります。

「志願」「志望」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。

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