この記事では、「怨恨」と「怨嗟」の違いを分かりやすく説明していきます。
「怨恨」とは?
「怨恨」とは、「恨み」という意味になります。
人に対して不満、怒りを持つことが「恨む」ことです。
つまり「怨恨による殺人」という場合は、何かしら人間関係におけるトラブルがあったと推測されるのです。
とはいえ、勝手に一方的に「恨み」を持つ場合もありますので、すべてがそうであると決めつけることはできません。
「怨嗟」とは?
「怨嗟」とは、何かに対して怒り、不満を持ち、それに対して嘆くことを言います。
「怨嗟の声はますます広がり大きくなる」などと使います。
「怨恨」と「怨嗟」の違い!
「怨恨」と「怨嗟」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらもマイナス、ネガティブな印象が強い言葉ですが、意味が違いますので混同しないようにしてください。
「怨恨」とは「恨み」という意味になります。
よく使われる言い方として「怨恨による殺人」「怨恨を抱く」などがあります。
一方の「怨嗟」とは「恨み、嘆く」という意味になります。
つまり何かに対しての怒り、不満といった気持ちが強く、悲しんで文句を言うといったことになります。
「怨恨」という一言であれば「恨み」ですので心の中にある「感情」ですが「怨嗟」は、実際に「恨みごと」を口に出すという「行動」であることが違いとなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「怨恨」と「怨嗟」二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれの言葉の意味を正しく理解して使い分けてください。