「怯える」と「脅える」の違いとは?分かりやすく解釈

「怯える」と「脅える」の違い違い

「怯える」「脅える」は、どちらも「おびえる」と読みますが、違いを知っていますか。

この記事では、「怯える」「脅える」の違いを分かりやすく説明していきます。

「怯える」とは?

「怯える」には、2つの意味があります。

1つめは、怖がってびくびくすることです。

似ている言葉に「びくつく」があります。

びくつくも、怖がってびくびくすることを意味します。

「びくびく」とは、恐れや不安を常に感じており落ち着かない状態のことをいいます。

「怯える」のもう一つの意味は、悪夢にうなされて目を覚ますことです。

「悪夢」には、寝ている間に見る恐ろしい夢という意味と、思い出すのも嫌な恐ろしいもののたとえという2つに意味がありますが、「怯える」が意味する「悪夢」とは、寝ている間に見る恐ろしい夢のことです。

「怯」という漢字には、おびえる、おそれる、おじけるという意味があります。


「脅える」とは?

「脅える」には、2つの意味があります。

1つめは、怖がってびくびくすることです。

「怖い」とは、それに近づくと危害を加えられるのではないかという不安、悪い結果がでるのではないかという不安な感情のことを意味します。

「脅える」のもう一つの意味は、悪夢にうなされて目を覚ますことです。

「脅」という漢字には、おびやかす、おどす、おびえる、すくむという意味があります。


「怯える」と「脅える」の違い

「怯える」「脅える」は意味は同じです。

しかし、「脅」という漢字には、おびやかすという意味もあり、相手を怖がらせてびくつかせるときには「脅」の漢字を使用します。

また、「怯」は常用漢字表にのっていない漢字で、「脅」は常用漢字表にはのっているけれど、音訓表にはのっていない漢字です。

まとめ

読み方が同じ漢字は、どの漢字を使ったらいいのか迷うことがありますが、どちらも同じ意味を持っています。

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