「恐縮ですが」と「僭越ながら」の違いとは?分かりやすく解釈

「恐縮ですが」と「僭越ながら」の違い違い

この記事では、「恐縮ですが」「僭越ながら」の違いを分かりやすく説明していきます。

「恐縮ですが」とは?

「恐縮ですが」「恐縮」とは、身も縮むほど恐れ入っているという意味になります。

つまり「恐縮ですが」とは、相手に対して迷惑をかけたり、お世話になっていて「申し訳なくて身が縮む思いです」という意味合いです。

相手に負担や迷惑をかけるとわかっているけれどお願いしたり、自分の言い分を言わなくてはいけないといった時に最初に言う言葉です。

「お忙しいところ恐縮ですが、今日中に提出していただけますでしょうか」「恐縮ではございますが、司会を務めさせていただきます」などと、使います。


「僭越ながら」とは?

「僭越ながら」「僭越」とは、身分、権限を越えて差し出がましいことをするという意味になります。

つまり「僭越ながら」とは「身の程をわきまえず、出過ぎたことをします」という謙遜を表しているのです。

何か大きな仕事、目立つことをする際、最初に前置きとして使う言葉です。

「僭越ながら、私が代表として発表させていただきます」「僭越ながら、乾杯の音頭を取らせていただきます」などと使います。


「恐縮ですが」と「僭越ながら」の違い!

「恐縮ですが」「僭越ながら」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも、自分を下に置き、相手を立てるといった表現です。

簡単に覚えるならば「恐縮ですがは恐れ入りますが」「僭越ながらは身の程をわきまえず差し出がましいのですが」とするとわかりやすいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「恐縮ですが」「僭越ながら」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

どちらも、ビジネスシーンなどでよく使いますので、意味を正しく理解してふさわしい方を選び使うようにしましょう。

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