「恩顧を受ける」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「恩顧を受ける」とは?意味と使い方

この記事では、「恩顧を受ける」の意味を分かりやすく説明していきます。

仕事でつかえる言葉を、学んでいきましょう。

「恩顧を受ける」とは?意味

恩顧を受ける(おんこをうける)とは、何らかの利益を得ること。

余りある施しを貰うことです。

いいシーンで使われることは少なく、わいろを受け取るような悪いシーンで使われます。

「恩顧を受ける」「恩顧」には「トップが部下をかわいがること」「上の者が下の者をひいきすること」という意味があります。

つまり自分にとって都合のいい働きをしてくれる人に、情けをかける行為が「恩顧」です。

そのため「恩顧を受ける」「えこひいきされる・愛情を注がれる」という意味になります。

大勢の中からとくに注目されている人、特別に手塩にかけて育てられている人が、恩顧を受けている人になります。


「恩顧を受ける」の概要

「恩顧を受ける」「恩顧」は、豊臣秀吉のエピソードでよく出てくる言葉です。

豊臣秀吉は温和な武将でしたが、好き嫌いの激しい人としても知られていました。

そのため偉くなるにつれて、自分のお気に入りの武将を特別可愛がるようになりました。

石田三成や加藤清正、黒田長政などは豊臣秀吉の寵愛を受けて領土を広げ、出世していった人物です。

そのためこうした人たちのことを「豊臣恩顧の武将たち」と呼んでいます。

このエピソードに習って、強い人の下について「おこぼれをもらうこと」「恩顧を受ける」といいます。

まるでサメの背中にくっ付いて調子よく生きているコバンザメのようです。

「恩顧を受ける」には計算高いという、負のニュアンスも込められています。

そのため使い方には注意しておきたいものです。


「恩顧を受ける」の言葉の使い方や使われ方

「恩顧を受ける」の使い方をおさらいしていきましょう。

・『あの取り巻きたちは、また恩顧を受けているね。どこまでずる賢いのだろうか』
・『官僚は国民の幸せより、恩顧を受けることに夢中だね。世も終わりだ』
・『彼は社長の恩顧を受けて、みるみるうちに出世していった』
「恩顧を受ける」はトップに目をかけられて、寵愛される様子をあらわした言葉です。

そのため熱心な支持者がひいきされるとき、上司に一目置かれて出世するときに用います。

要領よく生きている人を、批判したいシーンで使います。

「恩顧を受ける」の類語や言いかえ

「恩顧を受ける」の類語には、次の言葉もあります。

・恩恵を受ける
・恩恵にあずかる
「恩顧」と似た言葉に「恩恵」があります。

恩恵とは、分け前や利益のこと。

「恩恵をあずかる」で分け前を受け取るという意味になります。

まとめ

「恩顧を受ける」の使い方をおさらいしました。

「恩顧を受ける」とは、えこひいきされること。

特別にかわいがられる様子を、皮肉った言葉になります。

政治の世界では、政治家のために働きバチのように働く官僚などに用いられます。

処世術に長けた人を、皮肉る言い回しです。

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