「情熱」と「熱情」の違いとは?分かりやすく解釈

「情熱」と「熱情」の違い違い

この記事では、「情熱」「熱情」の違いを分かりやすく説明していきます。

「情熱」とは?

何かものごとや目標に向かって、達成したい、成し遂げたい、という気持ちから気持ちが燃え立つ様子、燃え上がるような気持ち、を意味する「情熱」

目標や自分自身の行動、活動に対し積極的に、意欲的に行いたいというような感情や思いを意味しています。

そのような意味から、活動などに打ち込む様子を意味する「熱心」

ものごとに深くのめりこむ、集中するといった意味の「熱中」

高ぶる気持ちを意味する「興奮」などが「情熱」の類語となります。

反対に「冷静」「情熱」の対義語となり、気持ちが落ち着いている様子を表しています。


「情熱」の使い方

人の気持ちを表す「情熱」に使い方には、「情熱的」「情熱家」「激しい情熱」「情熱を燃やす」「情熱をこめて」「情熱を奪う」といったように「情熱」を持つ人を指す言葉やその様子を表す言葉がたくさんあります。


「熱情」とは?

燃え上がるような激しい感情、熱心な気持ち、を意味する「熱情」

「熱情」の場合、気持ちを抑えきれないほど激しく燃え上がっている様子を意味し、何か決まった特定にものや行動、に対し熱中している、熱心に取り組む、といった様子を意味します。

このようなことから、感情が高ぶり、極端で大胆な行動を行う、主張する、といった意味の「熱烈」

自分自身では抑えきれない感情を意味する「激情」

仕事などに熱心に取り組む様子を意味する「熱血」などが、「熱情」の類語となります。

反対に冷め切っている様子を意味する「冷淡」やものごとに関心がない様子を意味する「無関心」「熱情」の対義語となります。

「熱情」の使い方

燃え上がるような激しい感情を意味する「熱情」の使い方には、「熱情家」「熱情的」「激しい熱情」「熱情のこもった言葉」「熱情を抱える」「熱情を込めて」「熱情が溢れる」などがあります。

「情熱」と「熱情」の違い

何かに対し燃え上がる感情を意味する「情熱」「熱情」

そのため、ほぼ同じ意味として用いることができますが、この燃え上がった感情の大きさにおいて「情熱」「熱情」を比較した場合、「熱情」の方が「情熱」よりも大きい意味を持ちます。

そのため、「情熱」では足りず、もっと、燃え上がっている気持ちを表現したいのであれば、「情熱」ではなく、「熱情」が適した言葉となります。

「情熱」の例文

・『彼は、今の仕事に情熱を燃やしています。』

・『技術はありませんが、音楽が好きだという情熱だけは誰にも負けません。』

・『彼氏から情熱的なプロポーズを受けた。』

・『強い情熱を持ち取り組むことは、素晴らしいことだと私は思います。』

「熱情」の例文

・『先生からの熱情のこもった言葉に私に気持ちは揺らぎました。』

・『彼女への溢れ出す熱情を抑えることはできません。』

・『熱情のこもった講演を聞き、色々と考えさせられました。』

・『この研究に私は熱情を持ち取り組んでまいりました。』

まとめ

以上が「情熱」「熱情」の違いです。

一般的には「情熱」の方がよく耳にする言葉ですが、そんな、「情熱」以上の燃え上がった気持ちを表す言葉として「熱情」という言葉があります。

その点の違いを踏まえ覚えておくと安心です。

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