学生生活においてある意味で逃げることが出来ない頭の痛いもの、それが学業成績です。
この内容によっては追試や最悪は進級が出来なくなったり、反対に優遇されて推薦されたりなどその後の人生に大きな影響を与えるものです。
学校生活は成績だけではありませんが、正直、成績がいいに越したことはありません。
卒業証明書というものは、卒業式にもらうのでイメージが付きやすいかもしれませんが、『成績証明書』と『単位取得証明書』についての違いはと聞かれると如何でしょうか。
もちろん学校によって言葉の定義が微妙に違いますが、今回はある程度共通するない様についてご紹介したいと思います。
この記事では「成績証明書」と「単位所得証明書」の違いを分かりやすく説明していきます。
「成績証明書」とは
これはとても理解しやすく『成績とその単位についてを記載している証明書類』です。
ここでいう成績については、良い成績でも悪い成績でも、単位を落としていたとしても記載がされます。
つまり、学校に在籍して、受講をした授業の履歴が成績と単位数と共に一覧で出て来るのが『成績証明書』です。
日本でも最近導入され始めている『GPA』(Grade Point Average)という考えがありますが、英語圏では一般的な『成績証明』方法です。
受講した全ての授業を最高でA、最低でDとしてスケールを4. 0から1. 0とします。
単位を赤点で取得が出来なければFが付き、グレードは0。
何かしらの理由で授業を受けるのをやめた場合はIを付けてカウントしないなどがあります。
これは生徒がどれほどの成績を収めたのかを表す指標としてとても良く知られており、一般的に3. 5以上は成績優秀者として表彰されます。
この様に全ての履歴が分かる証明書が『成績証明書』です。
「単位取得証明書」とは
それでは『単位取得証明書』はいかがでしょうか。
非常に『成績証明書』と混同されがちですが、これは『取得を認められている単位を載せた証明書類』です。
学校により様々ではありますが、一般的に取得を認められた授業名と、単位数、そしてその成績を記載している場合が多いです。
注意点としては落第などして取得を認められていない単位数は載っていないというところです。
「成績証明書」と「単位取得証明書」の違い
この二つは『すべての学業履歴が載っている』か『取得を認められた科目のみの履歴が載っているか』ではっきりと分けることが出来ます。
どちらも就職や留学などで重要視される書類ですので、しっかりと理解をしておきましょう。
最近では企業もGPAや学業成績を重視する様になっていますので、大学や高校をモラトリアムと捉えるのではなく、しっかりと勉強をして出来るだけ良い成績を取るに越したことはありません。
学校によっては、これらの証明書は有効期限がありますので、こちらも気を付けたい部分です。
まとめ
如何でしたでしょうか。
学校で国民の義務である『教育』、そして高校から大学院までなど更なる進路を進んでも、学業を受けている以上『試験』は何らかの形で受け、それを評価されます。
今回の2つは若干の違いですが、是非頭の片隅に置いておきたい違いです。