この記事では、「打撃」と「衝撃」の違いを分かりやすく説明していきます。
「打撃」とは?
「打撃」とは、強く打つことという意味で、野球においては、打者が投手の投げた球を打つことを言います。
それとは別の意味で、相手からの攻撃、言われたこと、思いもしない出来事などで受ける「心の痛み」「物質的な損害」といったこともあります。
「彼女の裏切りに、打撃を受ける」「台風で、イベントは中止、大打撃だ」などと、使います。
「衝撃」とは?
「衝撃」とは、激しく突き当たることで、それによって起こる刺激のことを言います。
物体に瞬間的に激しい力が加わることでもあります。
またそれとは違う精神的な意味合いもあり、思いがけない出来事が起こり、心に激しい動きが起こることを「衝撃」と言います。
「彼女の発言は、みんなに衝撃を与えた」「衝撃的なニュースに、マスコミはどこも争って報道した」などと、使います。
「打撃」と「衝撃」の違い!
「打撃」と「衝撃」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉はどちらも「心」の状態を表すという共通点があります。
ですが、それぞれの言葉の意味は違いますので、混同しないように使い分けてください。
「打撃」とは、強く打つという意味と、相手からの攻撃、思いがけない物事によって受ける「心の痛み」「物質的損害」という意味があります。
自分が相手に攻撃的に何かをするならば「打撃を与えてやる」といった言い方になりますが、自分が被害や心の痛手を受けたのであれば「打撃を受ける」と言い表します。
一方「衝撃」とは、激しく突き当たる、瞬間的に激しい力が加えられるといった意味と、思いがけない出来事による心の「激しい動き」という意味があります。
びっくりするような出来事が起これば「衝撃のニュース」「衝撃を与えた」などと表現します。
まとめますと「打撃とは強く打つ、相手の攻撃、思わぬ出来事によって受ける心や物質的被害」「衝撃とは激しく突き当たる、瞬間的に激しい力が加わる、思いがけない出来事によって心に激しい動きが起こる」となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「打撃」と「衝撃」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
似たような意味合いですが、微妙な違いがありますので、ふさわしい方を選び使うようにしてください。