「数人」と「複数人」の違いとは?分かりやすく解釈

「数人」と「複数人」の違い違い

この記事では、「数人」「複数人」の違いを分かりやすく説明していきます。

「数人」とは?

いくらかの人という意味です。

「いくらか」とは、2人や3人、あるいは5人や6人のことです。

「友達数人と遊びに行く」といったとき、一緒に遊びに行く友達は3人とか5人くらいだと思います。

10人くらいのときには「数人と遊びに行く」とはいわないでしょう。

小中学校の1クラスは30~40人くらいです。

この人数で遠足に行くとき「クラスの数人で遠足に行く」とはいいません。

つまり、「数人」は30人や40人のことは指していないということです。

「数」という漢字には、かずをかぞえるという意味があります。

100人以上にもなるとかずをかぞえるのは大変です。

しかし、2人から5人くらいなら、それほど難しくありません。

「数人」は数えるのが難しくないくらいの人の数を指しています。


「数人」の使い方

いくらかの人を指して使用します。

それほど数が多くないときに使用する言葉です。

10人以上のときには、あまり使用しません。

人について使う言葉で、物や人間以外の動物には使用しません。


「複数人」とは?

2人以上のことです。

「複数」には、2つ以上という意味があります。

2つからいくつまでの範囲という定義はありません。

しかし、50人や100人などのことはいいません。

「複数人で食事に行く」といったとき、2人から6人くらいまでの範囲を指しています。

10人以上になる場合は、こういわないことが一般的です。

小中学校など遠足で、1クラス全員でかけるとき「複数人で遠足に行く」とはいいません。

つまり、「複数人」は30人や40人のことを指しているのではないということです。

「複数人」の使い方

いくらかの人を指して使用します。

10人以上になるときには、使われないことが一般的です。

簡単に数えられる範囲に使います。

人に対して使う言葉で、物や人間以外の動物に使う言葉ではありません。

いくつかの物や動物を指したいときには、「人」ではなく「個」「つ」などの助数詞をつけます

「数人」と「複数人」の違い

どちらの言葉もほぼ同じことを指しています。

だいたい、2人や3人、あるいは5人や6人のことです。

数が2桁になるときには、この言葉はあまり使われません。

「数人」の例文

・『数人で食事会をすることになった』

・『数人で集まっておしゃべりをする』

・『難しい問題を解こうと数人で考えていたが無理だった』

・『数人で力をあわせたおかげで、作業がすぐに完了した』

「複数人」の例文

・『複数人での行動は避けてください』

・『複数人で固まって登下校する』

・『購入希望者が複数人いる』

・『複数人から誕生日プレゼントをもらった』

まとめ

どちらもいくらかの人を指している言葉で、大きな違いはありません。

どちらの言葉が指している数は、ほぼ同じです。

同じように使うことができます。

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