「新米」と「新人」の違いとは?分かりやすく解釈

「新米」と「新人」の違い違い

この記事では、「新米」「新人」の違いを分かりやすく説明していきます。

「新米」とは?

「新米」「しんまい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「その年の秋に新しく収穫された米のこと」という意味で、文字通り新しい米のことを言います。

2つ目は「仕事や芸事を始めてから間もなく、慣れていない人」という意味で、あるものごとを始めてから日数が経っていなくて技術が身についていない人のことを言います。

こちらは「新前(しんまえ)」が変化した言葉で、1つ目の意味とは語源が違います。

江戸時代の奉公人は前掛けを着けて仕事していましたが、新しく入った者は前掛けが新しいことから「新前掛け」「新前」「新米」になったと言われています。

また、新しく入った者は「真っ白で初々しいこと」から収穫したての米にたとえて「新米」と呼んだとも言われています。


「新米」の使い方

「新米」「その年の秋に新しく収穫された米のこと」「仕事や芸事を始めてから間もなく、慣れていない人」という意味で使われます。

名詞・形容動詞として「新米だ・である」と使われたり、人を表す場合は形容詞として「新米の」と使われたり、副詞として「新米で」と使われたりします。

基本的に、日常会話では新しく入ってきた未経験者に対して使われ、上の立場の人が使う言葉です。


「新人」とは?

「新人」「しんじん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「新しく加わった人」という意味で、ある組織に新しく加入した人のことを言います。

2つ目は「新しく登場した人」という意味で、ある分野や社会で初めて現れる人のことを言います。

3つ目は「キリスト教用語で、過去を悔い改めて信仰の道に入った人」という意味です。

上記に共通するのは「新しく現れる」という意味です。

「新人」の使い方

「新人」「新しく加わった人」「新しく登場した人」「キリスト教用語で、過去を悔い改めて信仰の道に入った人」という意味で使われます。

名詞・形容動詞として「新人だ・である」使われたり、形容詞として「新人の」と使われたり、副詞として「新人で」と使われたりします。

基本的に、新しくその場に登場した人に使われ、立場に関係なく使える言葉です。

「新米」と「新人」の違い

「新米」「新しく収穫された米」「新しく入ってきて慣れていない人」という意味です。

「新人」「新しくその場に登場した人」という意味です。

「新米」の例文

・『まだ新米なのでご指導の程よろしくお願い致します』

・『今度の新米は中々根性がありそうだ』

・『新米なので雑用がメインだ』

・『新米だからって手加減しないよ』

「新人」の例文

・『政治家は60才でも新人と呼ばれる』

・『彼はわが社の期待の新人だ』

・『新人のうちに何でも質問しておきなさい』

・『新人アイドルのオーディションに3万人が応募した』

まとめ

今回は「新米」「新人」について紹介しました。

「新米」「不慣れな人」「新人」「新しく登場した人」と覚えておきましょう。

違い
意味解説辞典