「明らか」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「明らか」

「明らか」「あきらか」と読みます。

難しい言葉ではないので、問題なく読めるでしょう。

そして、会話でも文章でも日頃からよく使われている言葉ですので、多くの人に馴染みのある言葉といえるでしょう。

「明らか」の意味

「明らか」という言葉には、「明るいさま」「明白なさま」「疑いの余地がないさま」「ものごとを深く理解して賢明なさま」「明朗なさま」という意味があります。

一般的には、「明白なさま」「疑いの余地がないさま」という意味で使われることが多いのではないでしょうか。

「明らか」の言葉の使い方

「明らか」は、主に、物事がハッキリと分かる様子や、物事に疑いの余地がない様子を表す時に使われる言葉です。

原因がはっきりと分かることを「原因は明らか」と表現し、原因をはっきりとさせることを「原因を明らかにする」、原因がハッキリと分からないことは「原因が明らかになっていない」というように表現します。

「明らか」を使った例文・短文(解釈)

「明らか」の意味と使い方が分かったところで、ここではこの言葉を使った例文をご紹介します。

「明らか」の例文1

「君がしたことは明らかな事実なのに、言い訳を繰り返して素直に認めない態度は良くないですよ」

例えば、不注意から、他人のデスクに置かれていた花瓶を倒して花瓶を割った上に書類を汚してしまったとしましょう。

そうした時には、まず自分の不注意を認めて謝り、割れた花瓶を片付けながら、汚した書類をどうすればよいか、尋ねるでしょう。

書類は作り直せば済むものとは限りませんので、自分に出来ることを探ることが必要になってきます。

しかし、「そんなところに花瓶を置くのがいけない」「デスクの上に大事な書類を出しっぱなしにしておくのがいけない」など、人のせいにするのはよくありません。

「明らか」の例文2

「部屋の観葉植物が明らかに弱ってきていますが、原因が分からずに困っています」

植物が弱ってくる原因には様々なことが考えられますが、その原因が分からないことにはどうしようもありません。

もし水の与え過ぎが原因で調子を崩していたのだとしたら、水やりをすることで余計に弱って枯れてしまうこともあるのです。

植物を育てた経験が豊富な人なら、経験から、どう対処すればよいか分かるものですが、経験が浅い人には、ただ見守るしかなくなってしまいます。

しかし、植物の生命力は人間が思っている以上に強く、暫くしたら調子を戻してくることもよくあるのです。

「明らか」の例文3

「実力差が大きく、明らかに勝ち目のない試合だと誰もが思っていたので、ここまで粘るとは予想外でした」

試合をする相手との実力が拮抗していると接戦が繰り広げられて見応えのある試合運びになるものですが、実力差が大きい場合は、見応えもなく、大差が付いて終わることが多くなります。

しかし、一方的に負けると思われていた方が、予想外に活躍し、粘りを見せることもあります。

そんな試合は、見ている者の心を動かして、負けた方にも惜しみない拍手が送られるものです。

「明らか」の例文4

「それは明らかに食べ過ぎです。 アスリート並みのカロリーを摂取しているのに家でゴロゴロしていたら、太るのは当然です」

なぜかわからないけれど太ってしまう、と嘆く人はよくいるものです。

体質で仕方がない場合もありますが、詳しく話を聞いてみると、明らかに食べ過ぎだというケースも少なくないのです。

生活習慣を改めることは簡単ではありませんが、他人のアドバイスがきっかけで、生活を改善する第一歩を踏み出せた、という経験を持っている人もいるのではないでしょうか。

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