「落ち落ち」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「落ち落ち」

「落ち落ち」「おちおち」と読みます。

話し言葉でも書き言葉としても一般的によく使われている言葉ですので、この言葉を見聞きする機会は多いのではないでしょうか。

「落ち落ち」の意味

「落ち落ち」には、後に打消しの言葉を続けることで、「安心して」「落ち着いて」という意味を持つようになります。

「落ち落ち」単独で「安心して」「落ち着いて」という意味で使われることは一般的にはないでしょう。

「落ち落ち」の言葉の使い方

「落ち落ち」という言葉はほとんどの場合、単独では使われず、「落ち落ち〜ない」という形で、打ち消す言葉が後に続きます。

安心して出かけていられない、という文章は「落ち落ち出かけていられない」、となり、落ち着いて読書もできない、という文章は「落ち落ち読書もできない」となります。

「落ち落ち」を使った例文・短文(解釈)

「落ち落ち」の意味と使い方が分かったところで、この言葉を用いた例文をご紹介していきましょう。

「落ち落ち」の例文1

「今週は仕事が立て込んでいるので、落ち落ちランチもしていられないのです」

食事は落ち着いて取りたいものですが、仕事が立て込んでいる時には、そんなことも言っていられません。

自分のデスクで、サンドイッチやおにぎりを片手で食べながら目の前の仕事を片付け続ける人や、栄養食品を食事代わりにする人、食事を抜いて仕事に励む人もいるでしょう。

心身のためには良くないことですが、仕事に追われている時には、仕方ないのでしょう。

仕事が落ち着いたらゆっくりと美味しい物を食べに行こう、と自分へのご褒美を予め考えて繁忙期の仕事に臨んでいる人も多いものです。

「落ち落ち」の例文2

「先日受けた資格試験の結果が気になって落ち落ち眠っていることもできません」

資格を取るために勉強をしている人は、自分がやりたいことを実現させるために資格が必要だという人もいれば、資格を取得することが趣味になっている人もいます。

世の中には様々な資格があり、難関とされる国家資格から、趣味の延長で楽しみながら取得できる資格、マニアックな資格など、数え上げたらきりがありません。

日頃の努力が実を結ぶかどうかが懸かっている試験を受けた後は、結果が出るまで落ち着かないものです。

資格の取得が自分にとって重要な人ほど、結果が気になって夜も眠れなくなるのです。

「落ち落ち」の例文3

「友人が何時に来るか分からないので、落ち落ちお風呂に入っていることも出来ない状況でした」

自宅に来客の予定がある場合、ある程度の時間が分かっていることが多いものですが、何時に来るのか全く分からなかったり、突然「今から行くから」と告げられることもあります。

自宅で待っている人にすれば、その日の行動予定に制限が出来ることになったり、急遽予定を変更しなくてはいけないことになる場合もあります。

どんなに親しい間柄であっても、相手を気遣う気持ちは持っておきたいものです。

「落ち落ち」の例文4

「休日明けに会社から重大な知らせがあるという連絡が入り、落ち落ち趣味に興じている気分ではなくなってしまいました」

休日に仕事を忘れて趣味に没頭することは、良いストレス解消になり、一週間で溜まった仕事のストレスを休日にリセットするというのはとても良い心掛けです。

しかし、そんな趣味を楽しんでいる時に、会社から連絡があって、休み明けに重大な知らせがあると伝えられたら、良い知らせなのか悪い知らせなのかも分からず、気になって仕方なくなります。

休日なのに気が休まらず、落ち着かない気分で一日を過ごすことになってしまうでしょう。

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