「映える」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「映える」

「映える」「はえる」と読みます。

「SNS映え」「インスタ映え」という言葉がよく使われていますが、「映え」は、この「映える」という言葉からきているのです。

見た目が可愛かったり美しかったり、SNSに映える商品が世の中に続々と誕生してきています。

それ程、見映えが重要視され、SNSで人気に火が付くと、あっという間にヒット商品になるのです。

「映える」の意味

「映える」は、「引き立って見える」「鮮やかに見える」といった意味があります。

美しく目立つものを指したり、際立っている様子を表しています。

又、周りのものと比べることで、一段と美しく見える、といったように、周囲と比較して素晴らしさが一層際立つといったことを表す言葉です。

「映える」の言葉の使い方

黒いドレスとダイヤの対比が美しい様子は「黒いドレスにダイヤのネックレスが映える」、空の青と雲の白の対比が美しい様子は「青空に白い雲がよく映える」、朝日に照らされて、ヒマワリの花が鮮やかに見える様子は「朝日にヒマワリが良く映えている」のように使われます。

「見映え」「出来映え」といった言葉もあり、これらは、見た目が良く目立つさまや、出来上がりが良いさまを表す言葉として、よく使われています。

同じ意味で、「見栄え」「出来栄え」と表記されることもあります。

「映える」を使った例文・短文(解釈)

「映える」という言葉の意味や使い方を説明してきましたが、ここではこの言葉を使った例文をご紹介しましょう。

「映える」の例文1

「初対面の時の彼女は、真っ白なワンピースを着ていて、それに映えるロイヤルブルーのスカーフがとても印象的でした」

この文章は、ワンピースの白とスカーフのロイヤルブルーの対比が美しく印象的で、初めて会った時の服装を覚えているほどです、という意味合いになります。

色が相手に与える印象はとても重要ですので、初対面の人と会う時の服装には、特に気を使っているという人も少なくありません。

「映える」の例文2

「写真に映えるようにと、見た目のインパクトがあるスイーツを開発したところ、休日には長蛇の列ができるくらい人気商品になりました」

SNSの普及によって、写真映えするスイーツはすぐに人気が出ます。

人が集まりやすい休日には、そのスイーツを買い求める客が列をなし、多くの人が写真を撮っている光景は珍しいものではなくなりました。

味だけでなく見た目にも工夫を凝らさなくてはいけないメーカーは、開発のし甲斐もあるのではないでしょうか。

「映える」の例文3

「お花見スポットとして有名な公園にきました。

抜けるような青空に桜の優しいピンクが見事に映えています」


桜の花の名所は、お花見スポットとしても有名で、毎年春には大勢の人でにぎわいます。

晴れた日には、空の青と桜のピンクの綺麗なコントラストを写真に収めようと、多くの人が桜の花越しに空を見上げているものです。

これは、花の開き具合と、空模様の良い条件が重ならないと見ることができない光景で、この絶景を見ることができた時には、夢中でシャッターを切るのでしょう。

「映える」の例文4

「夕日に映える富士山がとびきり美しく、しばらく目を離すことができませんでした」

真っ白い雪を被った富士山が夕日に照らされて朱色に染まる光景は、一度見たら忘れられなくなるほど、見事なものです。

そのような美しい光景を目にする機会に恵まれたら、夕日が沈むまでずっと眺めていたくなってしまいます。

特に山が好きというわけではなくても、富士山の姿には多くの人が惹かれます。

「富士山が見える」という場所は、観光客にも人気で、国の内外を問わず、遠方から訪れる客が後を絶たないものです。

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