この記事では、「最近」と「今頃」の違いを分かりやすく説明していきます。
「最近」とは?
「最近」は時間が空いた表現をする場合に用いる言葉で「最近忙しい」と記した場合、何日前は忙しいという意味になり、現在進行形で忙しいことを表してないです。
つまり、「最近」はおおよそ過去のお話から現在に至るまでの過程を示すことができる言葉になります。
「最近」の使い方
「最近」の使い方は過去から現在まで進行している状態に用います。
例を挙げますと、「最近の流行」とした場合、昔の流行から今現在の流行を示す言葉になるわけです。
これを、「今時の流行」とした場合、過去の流行は置いておいて現在の流行のみを指します。
「今頃」とは?
「今頃」は現在進行している物事を記す場合用いる言葉です。
「今頃は飛行機の中」と記した場合、対象となるものは現在進行形でおそらく飛行機の中にいるとします。
「今頃」の使い方
「今頃」の使い方は現在進行形で進むものに対して使用します。
その為、過去から現在に至るまでを進行形とすることはありません。
その場合、「今頃」ではなく「最近」という言葉を用いるのが一般です。
「最近」と「今頃」の違い
「最近」と「今頃」の違いですが、過去から現在までの状況を示すか示さないかという違いです。
「最近」は過去から現在に至るまでがどうであるかを示しますが、「今頃」は現在進行形で進んでいるであろう自体にしか着目していません。
「最近」の例文
・『最近目が見えにくくなっちゃって』 この例は目がだんだんと昔より衰えてきたという例です。
「最近」は過去から現在に至るまでの経過を示すのでこの例が該当します。
・『最近お金の減りが早くって』 この例は、お金が減っていくのが昔から現在まで至るに増えているという例です。
この例は「以前」のお金の減り方があるから成立する文章で、これを「今頃」はお金の減りが速いとすることはできないです。
何故なら、「今頃」は現在進行形でお金を使う行為を示すので現在進行形でお金が減っていくというのは故意にお金を使ってますので不自然にあたります。
「今頃」の例文
・『今頃は飛行機に乗っているかな』
この例は、現在進行形で物事を見た場合、対象者はおそらく飛行機に乗っているとする例になります。
「今頃」は現在どうであるかという意味ですのでこの場合、飛行機に乗っているかもしれないとしています。
ですが、「かな」とあるように疑問を持つ意味合いですので必ずしも対象が飛行機に乗っているかはわかりません。
・『今頃はバナナが安いです』
この例は、現在バナナが安いという例です。
これは、現在の状況がバナナが安いという状況であると伝えている例になります。
このケースの場合、何がどうであるということを解説しているため、バナナが安い状況であると現在進行形で表しています。
まとめ
「最近」と「今頃」の違いですが、過去から現在に至る過程を進行形で記しているか、現在進行形で進んでいる物を記しているかが違いです。
「最近」は過去から始まり現在どうであるかを記すことができ、「今頃」は現在起きている状況から推測可能な状況を予測する点が違います。
両社はいずれにしろ、現在進行形で進んでいる物事を示すのですが、過去を振り返る場合、「最近」という言葉を用いて過去を振り返りつつ、現在はどうであるかを述べると昔の状況から現在の状況がどうであるかを鮮明にすることが可能です。
「今頃」は逆に、そうあってほしいなという願望を記すことができるので、「今頃は結婚しているかな」とすることで対象者は結婚し終えていると願望を記すことも可能になります。