この記事では、「未練たらたら」の意味を分かりやすく説明していきます。
「未練たらたら」とは?意味
未練にはいくつかの意味があります。
ひとつは、未熟であることです。
この意味ではあまり使われることはなく、一般的にはもうひとつの意味がよく知られています。
それは、思いを残して断ち切れないという意味です。
諦めきれずに、気持ちの切り替えができない様子を表しています。
そして、この未練に「たらたら」を付けることで意味が強調されるわけです。
つまり、心に強く残ってしまっている気持ちをいつまでも引きずってしまう様子が「未練たらたら」となります。
「未練たらたら」の概要
未練という言葉を聞くと、恋愛模様を思い浮かべる人が多いことでしょう。
どちらかが一方にフラれてしまう。
結果、フラれたほうは別れが訪れたショックと相手に対する愛情がいつまでも心の中で燻ってしまい、心が晴れません。
そして、いつまでもフラれた相手のことを嫌いになれず、次の恋愛も儘ならない。
これが未練たらたらな状態です。
未練を潔く断ち切ることは難しいとしても、自分の心を律し、いつまでもグズグズと思い悩むことは良くないと心の切り替えをすべく前向きになるのがベストです。
ダメと頭の中では理解していても、行動が伴わない。
恋愛模様では、フル側よりもフラれた側のほうが未練を残す傾向にあります。
未練たらたらな心の中で、「どうして嫌われちゃったんだろう」「復縁は無理なのかな」と様々な感情が錯綜し、いつかは時間薬が癒してくれるものです。
未練たらたらな状態が度を超し、行動があからさまになるとストーカー呼ばわりされてしまうこともあるので気を付けましょう。
「未練たらたら」の言葉の使い方や使われ方
未練たらたらを見苦しい行為として考える意味合いで使われることがほとんどです。
例えば、『いつまでも未練たらたらだと、カッコ悪くて次の彼女ができないよ』『未練たらたらなのは仕方ないけど、不機嫌な気持ちで八つ当たりするのは止めて」というように使います。
実際、未練たらたらな状態は同情を通り越し、「見苦しいからいい加減にしなさい」と呆れられてしまうことにもなりかねません。
「未練たらたら」の類語や言いかえ
未練たらたらを言いかえるとどのような言葉になるのでしょうか。
「後ろ髪をひかれる」「ぐずぐずと思い悩む」「想いが断ち切れない」「未練がましい」などが挙げられます。
『いつまでも未練がましいと、カッコ悪くて~』というように言いかえができます。
また、いつまでも未練を引きずって拘り過ぎることを「偏執的(へんしつてき)」や「固執(こしつ)する」と言い表すことが可能です。
まとめ
失恋の辛さかなりのもので、実際に経験した人でなければ理解してあげることはできません。
言葉を尽くして、慰めてあげたくなります。
ところが、いつまでも未練たらたらなままでは、愛想が尽きて放っておきたくなるのもまた事実。
何事においても、気持ちの切り替えは大切です。