「柵」と「フェンス」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「柵」と「フェンス」の違いとは?違い

この記事では、「柵」「フェンス」の違いを分かりやすく説明していきます。

「柵」とは?

「柵」「き」または「さく」と読みます。

「き」と読むと、敵などを防ぐために垣をめぐらしたところという意味になります。

「城」とも書きます。

「さく」と読むと2つの意味があります。

一つは、木や竹などを一定間隔で並べ立て、そこに横木を渡して作った囲いです。

木や竹などを一定の間隔をおいて立てているので、すき間があります。

レンガを積み重ねた壁は囲まれた中が見えませんが、「柵」は中が見えるようになっています。

木材が使用されることが一般的ですが、金属製のものもあります。

これを設置する目的はさまざまあります。

牧場など家畜を飼育している場所では、家畜が敷地内から出ないようにするために、周囲に「柵」をめぐらせています。

道路では、歩行者や車が侵入しないようになどの目的で設置されています。

家の周りに設置されるものは、境界線をはっきりさせるためや、外部の者が容易に侵入しないためです。

もう一つの意味は、木を立てて並べた小規模な防壁です。


「柵」の使い方

「さく」と読み、木などで作った囲いを指して使うことが一般的です。

金属で作られたものも、この名で呼ぶことがあります。


「フェンス」とは?

「フェンス」には2つの意味があります。

一つは柵です。

木や竹など立てて並べて、そこに横木を渡したものです。

「フェンス」の向こう側は見えるようになっています。

また、すき間があるため、すき間を通して物の受け渡しができる場合もあります。

横木に足をかけて、よじ登ることも可能です。

そのため、部外者の侵入を防ぐために設置されていても、内部に侵入されてしまうことがあります。

もう一つの意味は、野球場や競技場などの周りにある金属でできた囲いです。

プロ野球が行われる球場には、選手が活躍する場と観客がいる場所の間に金属の囲いが設置されています。

これを「フェンス」と呼んでいます。

野球場以外の球場にも設置されています。

「フェンス」の使い方

柵のことを指して使用します。

金属でできたものをいう場合が多いです。

「柵」と「フェンス」の違い

どちらも同じものを指しています。

明確な違いはありませんが、「柵」は木や竹でできたもの、「フェンス」は金属でできたものを指す場合が多いです。

また、「フェンス」は競技場などに設置されているものを指す場合もあります。

また、「柵」には砦の意味もあります。

「柵」の例文

・『柵が壊れてしまった』
・『家畜が柵を超えて逃げ出した』
・『3mの高さがある柵』
・『柵を修理する』

「フェンス」の例文

・『選手がフェンスに激突した』
・『フェンスがゆがんでしまった』
・『ボールがフェンスを越える』
・『フェンスの向こうに屋敷が見える』

まとめ

どちらの言葉も同じものを指しています。

とくに「フェンス」は球場などに設置されているものをいいます。

違い
意味解説辞典