「栴檀双葉」と「大器晩成」の違いとは?分かりやすく解釈

「栴檀双葉」と「大器晩成」の違い違い

この記事では、「栴檀双葉」「大器晩成」の違いを分かりやすく説明していきます。

「栴檀双葉」とは?

「栴檀双葉」の意味と使い方について紹介します。


「栴檀双葉」の意味

「栴檀双葉」「せんだんふたば」または「せんだんのふたば」と読みます。

意味は、「白檀(びゃくだん)は発芽する頃から既に香気を放つことから、大成する人は幼少のときから既にすぐれた才能を発揮することのたとえ」です。


「栴檀双葉」の使い方

「栴檀双葉」は、大きな成功を収める者は、幼い頃から既に優れた才能を発揮する者であるというたとえのことを言います。

スポーツや芸術、政治、ビジネスなどあらゆる分野において、高い成果を出したり大きな功績を残したりしている人は、子供の頃から他の子供と比べて秀でて目立つ存在だった、という意味です。

「栴檀双葉」の由来は、日本の古典「平家物語」からの引用と言われています。

「栴檀」とは「白檀(びゃくだん)」のことで、「白檀は、目が出たばかりの双葉の頃から、非常に良い香りを放つ」という意味を、人にたとえたものです。

「大器晩成」とは?

「大器晩成」の意味と使い方について紹介します。

「大器晩成」の意味

「大器晩成」「たいきばんせい」と読みます。

意味は、「大きな器がすぐに出来上がらないことから、偉大な人物は世に出るまでに時間がかかることのたとえ」です。

「大器晩成」の使い方

「大器晩成」は、人が大物になるまでには時間がかかることを言います。

本当に立派な人物は、完全な状態になるまでに時間がかかるというたとえに使われています。

今でこそ偉大な人物と言われている人でも、若い頃はパッとしなかったということです。

また上記から転じて「年を取ってから成功した人」という意味で使われることもあります。

「大器晩成」の由来は、中国の哲学者「老子」が記した書物からの引用です。

「大きな器は焼き上がるまでに時間がかかること」を、人にたとえたものです。

「栴檀双葉」と「大器晩成」の違い!

「栴檀双葉」「大成する人は幼少のときから既にすぐれた才能を発揮することのたとえ」です。

「大器晩成」「偉大な人物は世に出るまでに時間がかかることのたとえ」です。

まとめ

今回は「栴檀双葉」「大器晩成」の違いをお伝えしました。

「栴檀双葉は大成する人は子供の頃から優秀である」「大器晩成は大成するには時間がかかる」と覚えておきましょう。

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