「欠勤」と「休職」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「欠勤」と「休職」の違い違い

この記事では、「欠勤」「休職」の違いを分かりやすく説明していきます。

「欠勤」とは?

行くべき日に職場を休むことです。

「欠」は休む、「勤」は、つとめ、仕事という意味を持つ漢字です。

月曜日から金曜日まで仕事があったとします。

この5日間は毎日出勤しなければなりません。

しかし、何らかの理由で、行かなければならない日に行きませんでした。

このことを意味している言葉です。

普段は月曜日から金曜日まで仕事に行っていても、職場の人に事前に伝えていれば、休むことができます。

周知の事実であり、認められていることなので、この言葉が意味するものではありません。

また「勤」という漢字には、つとめ、仕事という意味があることから、生計を維持するための勤めを指していることになります。

学校を休むことではありません。


「欠勤」の使い方

行くべき日に仕事に行かないことを指して使用する言葉です。

なぜ行かないのかは、この言葉には含まれていません。

生計を維持するための勤めについて使用をし、それ以外の事柄には使用をしません。


「休職」とは?

雇われている人が身分を保証されたまま、一定期間仕事を休むことです。

仕事を休むパターンは2つあります。

一つは無断で休むパターンです。

何らかのいいにくい都合がある場合に、こういったことになりがちです。

そして、後で叱られることがあります。

もう一つは、希望をして休ませてもらうパターンです。

仕事にでないことは公認されています。

この場合、休んでいるからといって地位を下げられるなどはありません。

この言葉が指す状態になる主な理由は、育児、病気などです。

期間については、短い人もいれば、1年以上になる人もいます。

どのような理由によるものなのかによって、その期間は変わります。

「休職」の使い方

雇われている人が、身分を保証された状態で一定期間仕事を休むことを指して使用する言葉です。

自営業の人については、あまり使用しません。

自営業の人は、自分自身で休む・休まないを決めることができます。

身分についても、自分で決めることができます。

また、学校のことには使用をしません。

「欠勤」と「休職」の違い

どちらの言葉にも、仕事を休むという意味が含まれていますが、同じことではありません。

前者の言葉は、本来は出なければならない日に休むことを指しています。

後者の言葉は、休んでよいと認められている状態で休むことを指しています。

「欠勤」の例文

・『あいつ、また欠勤か』

・『欠勤の理由を述べなさい』

・『無断で欠勤しないでください』

・『頻繁に欠勤している』

「休職」の例文

・『休職願いを出す』

・『いつまで休職していればいいんだろう』

・『病気療養のために休職をする』

・『あなたは休職が必要な状態です』

まとめ

同じような場面で使用され、同じような状態になっていますが、2つの言葉ではその行為は認められていることなのか、そうではないことなのかという点に違いがあります。

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